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ジョシュ・フリーズはフー・ファイターズからの脱退について語り、脱退することになった理由はいまだに聞かされていないと語っている。
今年5月、フー・ファイターズはジョシュ・フリーズと袂を分かつことになったとして、ジョシュ・フリーズは「ショックだったし、落胆した」と述べている。ジョシュ・フリーズはテイラー・ホーキンスが2022年3月に亡くなったことを受けて、2023年からツアー・ドラマーを務めていた。
後任としてナイン・インチ・ノイズのドラマーだったイラン・ルービンが起用されており、一方、ジョシュ・フリーズは逆にナイン・インチ・ノイズの北米ツアーに8月から参加している。
ジョシュ・フリーズは今年5月の時点で脱退の「理由は教えてもらえなかった」としつつも「この2年間はステージでもそれ以外でも楽しかったし、彼らがバンドにとってベストだと思うことなら何でも支持するよ」と語っていた。また、ジョシュ・フリーズはバンドと袂を分かつことになった10の理由について冗談めかして列挙している。
8月にジョシュ・フリーズは「おそらくマネージメントとの間に問題があったんだと思う」として、「自分が共鳴できる音楽ではなかった」とも語っている。
今回、現地時間12月10日にラジオ番組に出演したジョシュ・フリーズはまだ脱退の理由は聞かされていないのかと訊かれて、次のように答えている。「ああ、まだ聞いていないんだ」
「いくつか思っているところはあるんだけど、みんなが興味を持っているのはあれだけ大きなバンドだからだと思うんだよね。そうすると、コメントするのもためらわれるところがあるんだよ。僕が言ったことが使われて、回りまわって、引用されたり、再投稿されることになるからね」
ドラマーがそっくり交代したことについてトレント・レズナーは『コンシークエンス』のインタヴューで次のように説明している。
「実際のところのシナリオとしては、イラン・ルービンがフー・ファイターズに加入したのは僕にとっては驚きだったよ。イラン・ルービンは素晴らしいミュージシャンで、在籍中も頼りになる存在だった。でも、次のツアーが2026年2月から始まるということを知った時に問題が生じたんだ。ヨーロッパ・ツアーが終わった段階で直ちに違うドラマーにするか、北米ツアーをやり終えた後に違うドラマーを見つけるかということになる。後者であれば、クリスマス・シーズンに新しいドラマーを見つけるということになる」
「このことを知った時に、ジョシュに電話したら、彼であれば今日でもライヴができるだろうと思ったんだ。彼の能力でいけば間違いないからね。手短に言えば、それが現実になったんだ。彼は参加できることになり、意欲もあったから、いろんな意味でそこに落ち着くことになったんだよ」
トレント・レズナーは次のように締めくくっている。「本当に正直に言って、僕らも大人だし、プロだけど、感情や仲間意識、意志や目的を持った人間でもあるからね。ツアーの最後はやりたいと思ってくれている人間と一緒にやったほうがよくなると思ったんだよ。そして、実際にそうなったんだ」
一方、フー・ファイターズについてはデイヴ・グロールの娘であるヴァイオレット・グロールがソロ・デビュー・シングル“THUM”をリリースしている。
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