Photo: John Crawford

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは新曲に取り組んでいる状況について改めて語っている。

昨年12月、トレント・レズナーは音楽界に対する幻滅を率直に口にしていた。「映画に求めているのは面白い人たちとのコラボレーションという体験なんだよね。それは音楽の世界では必ずしも得られないものだったりする。君は音楽界への幻滅と言っていたけれど、その通りだよ」とトレント・レズナーは『インディーワイア』に語っている。

「音楽界のカルチャーは最低だ。それはまた別の話だけど、テクノロジーによって音楽ビジネスは激変してしまったわけだけど、音楽の聴き方というだけでなく、音楽に対する価値観という意味でそれは敗北だよね」とトレント・レズナーは続けている。「小言の多い老人として言っているわけではなく、音楽を中心として育ってきた音楽を愛する者として言っているんだ。今じゃ音楽は何かが起こっている時に後ろで流れているもの、何か別のことをやっている時に聴くものとして追いやられているところがあるだろ。これは長く切ない話だよね」

一方でトレント・レズナーはナイン・インチ・ネイルズとして新たなプロジェクトに取り組んでいることも明かしていた。彼は『ハリウッド・レポーター』に次のように語っている。「これまで得たインスピレーションを、現在取り組んでいるナイン・インチ・ネイルズのプロジェクトに注ぎ込んでいるところなんだ。運転席に戻る準備はできているよ」

ナイン・インチ・ネイルズは今年9月に映画『トロン:アレス』のサウンドトラックをリリースしている。

今回、『コンシークエンス』のライヴ・アクト・オブ・ザ・イヤーに選出されたナイン・インチ・ネイルズはトレント・レズナーが以下のコメントを寄せている。「今は新曲に取り組んでいるところで、取り組むのが楽しみなんだ。他のカテゴリーで出てきたどんなことよりも、ナイン・インチ・ネイルズとしての活動を優先しているんだよ」

「これ以上はあまり言えることはないんだけれど、今が1年前と違うのは導火線には火がついていて、気持ちもそこにあるということだね」

ナイン・インチ・ネイルズは2026年2月から3月にかけて北米で「ピール・イット・バック」ツアーを継続することを先日発表しており、4月にはボーイズ・ノイズとのナイン・インチ・ノイズ名義でコーチェラ・フェスティバルに出演することも決定している。

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