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ファットボーイ・スリムは25年以上にわたってセットの定番となっている“Rockafeller Skank”とザ・ローリング・ストーンズの“Satisfaction”のマッシュアップがついに正式リリースされている。

ファットボーイ・スリムことノーマン・クックは何度も許可を申請してきたが、リリースを断られてきたと語っている。「ある時、彼らから“Sympathy For The Devil”のリミックスを依頼されたんだ。『この話をしているついでに、B面に僕が作った“Satisfaction”のマッシュアップを入れられないか?』と言ったら、『ダメだ』と言われたんだ」

「20年間、『ダメだ』と言われて、諦めていたんだけど、突然彼らから話があってね。もうとっくに終わってるんじゃないかって思った自分もいたけど、まだ需要があるみたいだね。DJのセットでもかけたり外したりしてきたけど、最後の1曲で締めくくりたい時には、いい終わり方になるんだよね」

“Satisfaction Skank”のミュージック・ビデオはこちらから。

「よかったのは、これまで正式リリースされてこなかったからこそ、自分の秘密兵器になったということだよね」とノーマン・クックは『NME』に語っている。「自分にとっても、そのおかげで新鮮さが保たれていた。DJする時に1週間に1回しか聴かないからね」

ノーマン・クックはこのマッシュアップを最初に作ったのは“Rockafeller Skank”をリリースした6ヶ月後だったと語っている。彼にとって初のヒット・シングルとなったこの曲を「どの公演でもセットリストの要としてプレイしていた」が、「すっかり飽きてしまった」とのことで、ザ・ローリング・ストーンズの伝説的なリフをスパイスとして加えることにしたという。

「モノラルのサンプラーを使ってとても安く作り、DJセットでプレイできるようにアセテート盤をプレスしたんだ」とファットボーイ・スリムは語っている。「自分が飽きずに、DJセットで人々に楽しんでもらえるようなヴァージョンが欲しかっただけなんだ。それ以上の意図はなくて、何回かラジオでかけたら、海賊盤が出回って、みんなが気に入ってくれたんだよ」

「それで、初めてザ・ローリング・ストーンズに連絡を取って、『これをリリースしてもいいでしょうか?』と尋ねたんだ。でも、それが何度も断られる最初の『ダメだ』だったね」

ザ・ローリング・ストーンズがザ・ヴァーヴの“Bittersweet Symphony”の権利を戻してから半年が経った今回、“Satisfaction Skank”は正式リリースされている。

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