Photo: GETTY

キッスのジーン・シモンズはエース・フレーリーの死に関する発言で批判を受けて謝罪している。

エース・フレーリーは10月16日にニュージャージー州モリスタウンで享年74歳にて亡くなっている。声明ではエース・フレーリーは「自宅での転倒の後」、「家族に囲まれて穏やかに亡くなった」と説明されている。エース・フレーリーは死因に関する調査も行われ、死因は転倒による頭部の鈍的外傷で、事故で亡くなったと結論付けられている。

先日、ケネディ・センター名誉賞を受賞したジーン・シモンズは式典に先立って『ニューヨーク・ポスト』紙のインタヴューで「誤った判断」が転倒死に繋がったとして、薬物乱用が一因となった可能性を示唆している。

「エース・フレーリーは健康に気をつけて、ライフスタイルを変えてくれという人のアドバイスを無視したんだ」とジーン・シモンズは語っている。「誤った判断を繰り返した。私は医師ではないけど、階段で転んだからって亡くなるわけじゃない。他にも原因があったかもしれない。胸を痛めているよ」

この発言が報じられると、ジーン・シモンズには批判が寄せられることとなっており、ジーン・シモンズはX/ツイッターで謝罪している。

「振り返ってみると、私が使った言葉を使うのは間違っていた。謹んで謝罪するよ」とジーン・シモンズは述べている。「神に誓って、エース・フレーリーと彼の功績を傷つけるつもりはなかった。でも、自分の言葉を読み返していたら、みんなを傷つけてしまったことが分かった。もう一度、謝罪するよ。ずっとエース・フレーリーのことは大好きだった。ずっとね」

一方、ケネディ・センター名誉賞を受賞した際にポール・スタンレーは『ピープル』誌に対してエース・フレーリーの功績について語っている。

「ここに出席することで、私たちが達成してきたことを祝いながらも、同時にエース・フレーリーの死を惜しむことができる。どちらも事実には違いないからね」とポール・スタンレーは語っている。「彼のスピリットはここにある。彼はこの場に出席することを楽しみにしていたから、きっと彼もいると思うんだ」

先月、キッスのメンバーはツアーを引退してから初めてノンメイクのライヴを行っており、エース・フレーリーに追悼の意を表している。ライヴの前には観客に電気キャンドルが配られ、ステージに登場したポール・スタンレーはキャンドルを高く掲げて、次のように呼びかけている。「このバンドの礎を築いた人物について思いを馳せてみてください」

「エース・フレーリーのことです」とポール・スタンレーは続けている。「確かに意見の相違はありましたが、家族とはそういうものです。少し時間を取って、私たちのことを(フィクションの惑星である)ジェンデルから見下ろしている彼に思いを馳せてみませんか。エース・フレーリーのための時間を過ごしましょう」

エース・フレーリーの訃報を受けて、トゥールのメイナード・ジェームス・キーナン、パール・ジャムのマイク・マクレディ、ナイル・ロジャース、スティーヴ・ヴァイ、アリス・クーパーらも追悼の意を表している。

ギース - GETTING KILLED【解説付/帯付/カラー盤:トランスパレント・ブルー】 [Analog]
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ