
Photo: Fanny Lindström
シグリッドはDHLの協力を得て、2つの特別なアコースティック・パフォーマンスを行うドキュメンタリー動画が公開されている。
シグリッドは10代の頃に暮らし、本格的に作曲を始めたベルゲンに戻り、美しいスコーメイカーステュアン・カフェでアコースティック・ライヴを行う前に、霧に包まれたフロイエン公園を散策している。2週間後、シグリッドは初めて日本の大阪を訪れ、伝統的な和風邸宅でミニライヴを行う前に、箕面大滝の滝道を案内されている。
ドキュメンタリー映像はこちらから。
「すごく素敵な体験でした」とシグリッドは『NME』に語っている。「音楽と自然は私の人生において大好きな二つのもので、その両方がある人々が集える空間を作りたかったのです。私自身も、私の音楽を聴いてくれる人も、ドキュメンタリーを観てくれた人も、いつだって自然に出かけることがどれほど大切か、思い出す機会になればと思います。メンタル・ヘルスに良いだけでなく、私たちが守るべきものを思い出す機会でもあるからです」
二つのアコースティック・パフォーマンスは個人や企業の二酸化炭素排出量削減を支援するDHLのコ゚ー・グリーン・プラスのおかげで実現している。「できるところから変化を起こすことが大切です。持続可能性とは完璧さではなく、自分の役割を果たすことなのです」とシグリッドは語っている。
ベルゲンに戻り、音楽活動を始めた頃によく行っていたハイキングに出掛けたことはシグリッドにとってまさに原点回帰の瞬間だったという。「故郷に帰ると、なぜ私がこれをやっているのか、つまり、自分が好きな音楽を作り、周りに喜びを生み出すのかをいつも思い出させてくれます」
一方、初めて大阪を訪れたことは音楽がいかに普遍的なものであるかを改めて認識させてくれたという。「陳腐な表現だけど、本当なの。すごくパーソナルな曲を書いて、それから地球の反対側に行って、自分と全く同じ経験をした人たちに出会うなんて、クレイジーな体験よね。人々が現実世界でコミュニティを見つけようと必死になっているこの時代に、こんな素敵な経験ができるなんてね」
シグリッドは今年10月にサード・アルバム『ゼアズ・オールウェイズ・モア・ザット・アイ・クドゥ・セイ』をリリースしている。「レコード・レーベルやブッキング・エージェント、マーケティング、業界の政治なんかを知る前の、キャリアの初期に感じていた喜びを、また見つけたような気がします」
「ファースト・アルバムはそれまでフル・アルバムを作ったことがなかったので、たくさんのアイディアが詰まっていました。一方、『ハウ・トゥ・レット・ゴー』はもっとシリアスな作品でした。今回のアルバムはその両方の良いとこ取りになっています」
「自分の実力を証明できた気がするし、みんな私が歌えることは知っているから、このアルバムをただ謳歌するのは楽しいことでした」
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