Photo: Island Records

サブリナ・カーペンターはホワイト・ハウスによって『サタデー・ナイト・ライヴ』の映像もアメリカ移民関税執行局のプロモーションに使われたことが明らかになっている。

先日、サブリナ・カーペンターは自身の楽曲“Juno”がアメリカ移民関税執行局をプロモーションする動画に使われたことを批判していた。

今回、サブリナ・カーペンターは『サタデー・ナイト・ライヴ』の映像も現地時間12月5日にホワイト・ハウスによって投稿された動画で使われたことが明らかになっている。

使われたのは『サタデー・ナイト・ライヴ』の番宣映像で、元々はこの動画はサブリナ・カーペンターが「あんまりホットだと逮捕しなくちゃいけなくなるかもしれない」と語り、並んだマルセロ・ヘルナンデスが「じゃあ、僕は自首しないと」と手首を差し出すもので、サブリナ・カーペンターは「よし、逮捕ね」と応じている。

しかし、ホワイト・ハウスが投稿した動画では「ホット」の部分が「不法滞在」に差し替えられており、キャプションには「重要なお知らせです:あなたが犯罪を犯した不法滞在者なら、逮捕されて、強制送還されます」と記されている。

ホワイト・ハウスが投稿した“Juno”が使われた動画では、「変わった体位」について「こんなの試したことある?」と問いかける一節を使って、移民を追跡して、手錠で拘束する映像を重ねたものとなっている。

先日、サブリナ・カーペンターはX/ツイッターで動画で自身の楽曲が使われたことに触れ、次のように述べている。「この動画は邪悪で、本当にうんざりしている。あなたたちの非人道的な政策に利する形で私や私の音楽を巻き込まないで」

この投稿を受けて、ホワイト・ハウス報道官のアビゲイル・ジャクソンは『USAトゥデイ』を通して以下の声明を発表している。「サブリナ・カーペンターに向けた『ショート・アンド・スウィート』なメッセージです。危険な不法滞在の殺人犯、強姦犯、小児性愛者を強制送還することについて謝罪するつもりはありません。こうした病的な怪物を擁護する人は愚か者なのでしょうか、それとも鈍いのでしょうか?」

しかし、ホワイト・ハウスは“Juno”が使われた動画についてX/ツイッターから削除している。記事執筆時点で削除理由について説明はなく、TikTokには変わらず動画はアップされている。

サブリナ・カーペンターは他のミュージシャンと共にドナルド・トランプ大統領によるアメリカ移民関税執行局の捜査に反対の声を上げる格好となっている。オリヴィア・ロドリゴは今年6月にアメリカ移民関税執行局に抗議する集会に参加して、「現政権による近隣住民への暴力的な国外追放」に「強い憤り」を覚えていると語っている。

オリヴィア・ロドリゴはアメリカ移民関税執行局が国外追放を促す動画で自身の曲を使用したことも批判して、「人種差別的で憎悪に満ちたプロパガンダの宣伝に私の曲を利用しないで」と述べている。アメリカ移民関税執行局はプロモーションにMGMTやザ・キュアーの楽曲も使用してきたが、公式の削除要請により削除されている。

一方、アディソン・レイはドナルド・トランプ大統領によるアメリカ移民関税執行局の捜査に「落胆したし、困惑している」と述べている。「この国は移民なしでは存在しなかった」

また、バッド・バニーは2026年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーでヘッドライナーを務めることが発表されているが、これは現時点でスーパーボウルのハーフタイム・ショーはバッド・バニーが行う2026年唯一のアメリカ公演で、バッド・バニーはアメリカ移民関税執行局の捜査を恐れていることがアメリカ公演を行わない理由の一つだと語っている。

Jamiroquai Official Buffalo Red Logo Tシャツ
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ