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メガデスのデイヴ・ムステインは最後のツアーを行った後にバンドを解散するのは健康問題も理由だと語っている。

メガデスは最後のオリジナル・アルバムとなるセルフタイトルのアルバムを2026年1月23日にリリースする予定となっている。2026年のいくつかの公演を除いて、フェアウェル・ツアーの詳細はまだ現時点で発表されていないが、アルバムのリリース後にフェアウェル・ツアーが行われることも発表されている。

デイヴ・ムステインはバンド活動から離れることにした理由について関節炎と背中の問題で「毎晩100%の力を発揮できない」ためだと衛星ラジオ局「シリウスXM」のエディ・トランクの番組で語っている。

「長い間、問題を抱えていたんだ。手にも様々な症状が出ていた。手が僕の期待に応えられなくなったんだよ」とデイヴ・ムステインは語っている。

「首や胴体にもいろいろ問題があって、他にも大変なことがある。首や胴体の辺りは関節炎に悩まされていて、椎間板も突出することなった。腰椎も痛めたし、もちろん、背中は肩から首にかけて固まってしまっている。いろいろ大変なんだ」

「毎晩100%の力を発揮できなくなったら、終わりを考え始めなくちゃいけないと前々から言っていたんだよ」

デイヴ・ムステインは続けて最後のセルフタイトルのアルバムを完成させた時にその決断に至ったと明かしている。「100%の力が出せなかったというわけじゃないんだ。アルバムは完成したし、いい出来だと思っている。でも、制作中にマネージャーに『あとどれくらい続けられるかわからない。手が本当に痛いんだ』と言っていた時期があったんだよ」

「きっかけを作ろうとしていたわけじゃない。正直、話をしていただけなんだ。バンドに話して、一晩考えて、家族にも話した」

「そして、アルバムが完成する頃には答えは自分にとっては明白だった。アルバムがどんな風に受け止められるかも分かると思ったんだ。アルバムがよければ、最後に素晴らしいツアーをできるからね」

「フェアウェル・ツアーについても同じようなことでさ。友人たちに別れを告げるためにライヴをやろうと思ったんだ。自分たちはアメリカのバンドだけど、いろんなところでライヴをやっている。アメリカのカントリー・バンドみたいに週末だけやっているわけじゃない。お別れを告げるためにはたくさんの公演が必要になるんだよ」

先日、デイヴ・ムステインは『ケラング!』誌のインタヴューでフェアウェル・ツアーは「3年から5年にわたって」続いていくことになると語っている。「そんなに長く続けることになったら、考えたくもない誕生日も迎えることになるんだろうけどさ」

フェアウェル・ツアーをやることにした理由についてデイヴ・ムステインは次のように語っている。「長く続けることとか、80代まで演奏し続けることとかにこだわってないんだ。人間は生まれても死ぬことを思い出さなくちゃいけない。自分自身も大切にしないといけないしね」

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