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オーロラとケミカル・ブラザーズのトム・ローランドによるトモーラはデビュー・シングル“Ring The Alarm”を公開している。

トモーラはコーチェラ・フェスティバルをはじめとしたいくつかのフェスティバルへの出演が発表されており、その素性について憶測を呼ぶこととなっていた。今回、デビュー・シングル“Ring The Alarm”と共にその正体が明らかにされている。

“Ring The Alarm”のミュージック・ビデオはこちらから。

トモーラはトム・ローランドとオーロラのファースト・ネームを組み合わせたプロジェクト名で、「私たちはトモーラを、単なる二人の集合ではなく、ひとつのバンドとして表現したかった。音楽的感覚をそのまま形にした存在です」と語っている。

“Ring The Alarm”はまさにデジタル・アラームから始まる楽曲で、そこにバスドラムとオーロラのヴォーカルが入ってくる形となっている。ケミカル・ブラザーズの長年のコラボレーターであるアダム・スミスがミュージック・ビデオを手掛けており、黒とホットピンクの色彩の中で、オーロラがタイトルのリフレインを繰り返し歌うものとなっている。

オーロラはこれまでもケミカル・ブラザーズとコラボレーションを行ってきており、2019年発表のアルバム『ノー・ジオグラフィー』ではゲスト・ヴォーカルを提供していた。コラボレーションについてオーロラは次のように語っている。「アルバムを聴けたんだけど、素晴らしかった。トラックを聴いてすぐに思いついたので、空港で3時間足止めされていた時にメロディーと歌詞を書いた。トムがそこから気に入った部分を仕上げてくれて、実現することになったの」

オーロラは『NME』に対しても次のように語っている。「まだ精子だった頃からずっとケミカル・ブラザーズは好きだった。踊るのが好きだし、度胸が湧いてくる。2017年の素敵な日にメールが届いて、『こんにちは、トムです。君の音楽や歌詞が好きで、次のアルバムのために曲を一緒に書いてもらえたらと思うんだけど』って言ってくれた」

「あんまり誰かで物事を判断することはないんだけど、人生で*息を呑む*瞬間を味わったのはあれだけだった。私はスターに夢中になるタイプじゃないしね。すごく興奮して、彼らの音楽に参加したいってどれだけ思っているか、彼らに伝わるように、どれだけ嬉しいかを伝える適切な言葉を選ぶ必要があって、1週間ぐらいかかることになったわ」

「彼は素敵で、みんな情熱的だった。即興で演奏して、とても良い経験になった。いつか彼らにも何か一緒にやってほしいって頼もうと思っている」

トム・ローランドはオーロラが2024年に発表したアルバム『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ハート?』に収録されている楽曲のプロデュースも行っている。オーロラは『NME』に「すごく楽しかった」と語っている。「二人のエイリアンみたいに歩き回って、何か特別なものを求める気持ちを二人とも持っていた。本当に感謝している。ある夜に『私の曲にゲロを吐きかけて』とメールしたら、それから4時間ぐらい彼はやってくれたの」

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