Photo: Big Brother Recordings

オアシスは現地時間11月23日に行われたブラジル公演で終結した再結成ツアーを振り返って、「一時休止」することを発表している。

7月4日のカーディフ公演から始まった再結成ツアーはマンチェスターのヒートン・パークでの5公演、ウェンブリー・スタジアムでの7公演を含め、UK、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、南北アメリカで行われている。

「こうして現実になった」とオアシスはファンへのメッセージで述べており、サイモン・プライスのひどいレヴューにあった言葉を引用している。「“近年のイギリスの歴史上、最も有害なポップカルチャー”と言われたものが新たな世代の心と精神に浸透していった」

「ギャラガー・ヒルからリヴァープレートまで、ロイヤル・カナル沿いのクローク・パークからシティ・オブ・エンジェルズまで、その愛と喜び、涙、そして高揚感は決して忘れられることはないだろう」

「これからは振り返る時期として一時休止するよ」とオアシスはシンプルにバンド名と共に締めくくっている。

サンパウロのモルンビーで2公演を行ったオアシスはツアーの全41公演で演奏したのと同じセットリストを踏襲している。一方、ファンはソーシャル・メディアでリアム・ギャラガーが兄のノエル・ギャラガーにタンバリンとマラカスを渡し、二人が抱き合ってツアーを締めくくる心温まる瞬間を投稿している。

2009年にフランスのロック・オン・セーヌに出演する直前に解散したオアシスは険悪な関係で知られているが、ツアー中はステージ上で抱き合ったり、冗談を言い合ったりと、手を取り合ってステージに出てくる様子は定番となっていた。

ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは前立腺ガンの治療で一時的にツアーを離脱していたが、南米公演でツアーに復帰しており、インスタグラムで2025年について「人生最高の年」と振り返っている。

ベーシストのアンディ・ベルはインスタグラムで「みんな、ありがとう」と述べており、ハートの絵文字を添えている。

先日、リアム・ギャラガーは「みんなが知らないことを知っている」とX/ツイッターで投稿し、オアシスの公演が来年も続くことを示唆していたが、「来年も次の年も会えると思うけど、ただオアシスと共にということになるかは分からない。腰を据えて、話し合う必要がある」と述べている。

先日、オアシスについては上院議員が来年の夏にネブワース公演を行うと発言している。上院議員のスティーヴニッジのテイラー卿は現地時間10月22日に上院でスピーチを行い、来年オアシスがネブワースで5連続の記念公演を行うと語っている。2026年はオアシスが初めてネブワース公演を行ってから30周年となる。

テイラー卿は上院で次のように語っている。「来年7月、自宅からわずか1マイルほどのネブワース・ハウスという素敵な会場でオアシスの5公演が行われ、その恩恵にあずかることができます」

テイラー卿は次のように続けている。「自宅から音を聴いて、楽しむことができるでしょう。これらの公演は音楽イベントの会場が果たす重要な文化的役割を体現するもので、経済的にも多大な貢献をしています」

最終日となった公演では“Champagne Supernova”を紹介する時にリアム・ギャラガーは「いつかまた会おう」と語っている。「愛しているよ。みんなのエネルギーには感謝している。身体に気をつけてな。いつかまた会おう」

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