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メガデスのデイヴ・ムステインはバンドとしての最後のライヴを宇宙でやりたいと語っている。
今年8月、メガデスはセルフ・タイトルのラスト・アルバムをリリースして、アルバムのリリース後にフェアウェル・ツアーを行うことを発表していた。「偶然にせよ、意図的なものにせよ、キャリアの終焉を迎えたミュージシャンはたくさんいます」とデイヴ・ムステインは説明している。「その多くは自分の思い通りに第一人者のままやめている訳ではありません。私の人生も今はそうしたところに来ています」
最後のアルバムからはこれまでに“Tipping Point”、“I Don’t Care”の2曲が公開されている。
2026年のいくつかの公演を除いて、フェアウェル・ツアーの詳細はまだ現時点で発表されていないが、デイヴ・ムステインは『メタル・ハマー』誌のインタヴューで最後のライヴについて語っている。
「宇宙でやれればと思っているんだよね」とデイヴ・ムステインは語っている。「ふさわしいクライマックスになるんじゃないかと思うんだよ。無重力状態を作り出す飛行機とかの話をしているんじゃない。月面でのライヴ、月面着陸なんかできたらクールだよね。多くの有名人が宇宙に行くのを見てきて、『彼らもできるんなら、なぜ自分はできないんだろう?』と思ったんだ」
「だから、物事の進展を見守っているところなんだよ。イーロン・マスクやリチャード・ブランソンが宇宙旅行に取り組んでいるわけだし、思ったより早く宇宙に旅行するようになると思うんだ」とデイヴ・ムステインは続けている。「高度4万フィート以上の旅行はできるわけだから、その程度の大気圏に到達すれば、もう宇宙にいるようなものだからね」
デイヴ・ムステインはそう遠くない将来、人類が地球を離れて他の惑星に住むようになるだろうと確信しているとも語っている。「そうなると思うよ。問題は人類が月に居住できるようになるかどうかだと思う。個人的には住んでいる世界から離れた惑星で暮らしたいとは思わないけどね。火星に行く話なんかもされているけど、想像するに『歯ブラシを忘れた!』なんていうものになっていくんじゃないかな」
今年4月、ケイティ・ペリーは、テレビ司会者のゲイル・キング、映画プロデューサーのケリアンヌ・フリン、科学者のアマンダ・グエン、起業家のアイシャ・ボウ、そしてジェフ・ベゾスの婚約者でもある作家のローレン・サンチェスと共に女性クルーだけで宇宙へのフライトを行っている。
このフライトは批判を浴びる格好となり、女優のオリヴィア・マンはケイティ・ペリーを「欲張りすぎ」と評しており、エミリー・ラタコウスキーは「うんざり」と述べ、リリー・アレンは「現実離れ」していて、「意味がない」と語っていた。
先日、デイヴ・ムステインはメガデスのフェアウェル・ツアーについて「3年から5年にわたって」続いていくことになると語っている。「そんなに長く続けることになったら、考えたくもない誕生日も迎えることになるんだろうけどさ」
フェアウェル・ツアーをやることにした理由についてデイヴ・ムステインは次のように語っている。「長く続けることとか、80代まで演奏し続けることとかにこだわってないんだ。人間は生まれても死ぬことを思い出さなくちゃいけない。自分自身も大切にしないといけないしね」
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