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ニルヴァーナのカート・コバーンは“Smells Like Teen Spirit”のミュージック・ビデオで使用されたフェンダー・ムスタングのギターが2026年3月にオークションに出品されることが決定している。
このフェンダー・ムスタングのギターは『ネヴァーマインド』と『イン・ユーテロ』のレコーディングでも使われており、“Smells Like Teen Spirit”のミュージック・ビデオはYouTubeで14億回再生されている。
フェンダー・ムスタングのギターはNFLのインディアナポリス・コルツのオーナー兼CEOだったジム・アーセイが収集した世界的に有名な歴史的コレクション「ジム・アーセイ・コレクション」の一部として出品される。
『ギター・ワールド』誌はかつて「ジム・アーセイ・コレクション」について「地球上で最高のギター・コレクション」と評しており、ジョン・レノン、ジミ・ヘンドリックス、プリンス、デヴィッド・ギルモアが所有したギターも収集していた。
カート・コバーンのムスタングのギターは1990年から1991年に購入されたもので、2026年3月にクリスティーズで開催されるオークションで250万ドルから500万ドル(※3億8000万円から7億7500万円)の値をつけるのではないかと試算されている。
オークションに先立ってギターはロックフェラー・センターにあるクリスティーズで無料展示されることも決定している。
先日、ニルヴァーナは『ネヴァーマインド』のジャケットを巡る裁判が再び控訴されたことが明らかになっている。
先日、この裁判については児童ポルノ流布を巡って判事が棄却しており、「児童ポルノではない」という判決が下されている。
判事のフェルナンド・M・オルギンは次のように述べていた。「ポーズ、焦点、設定、そして全体的な文脈のいずれを見ても、アルバム・カヴァーに性的に露骨な行為を含むことを示唆するものはない。この写真、裸の子供が入浴している家族写真に極めて類似する写真は児童ポルノと認定する材料としては明らかに不十分である」
しかし、原告のスペンサー・エルデンは弁護士を通して控訴することが明らかになっている。弁護士らは判決が出てから3日で第9巡回控訴裁判所に対してフェルナンド・M・オルギン判事の判決を覆し、裁判の再開を認めるよう求めている。
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