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ディープ・パープルのフロントマンであるイアン・ギランは視力を失ったとして引退も「そう遠くない」と語っている。

80歳のイアン・ギランが最後に行ったツアーは2024年11月となっているが、11月16日にはジョージアのトビリシで一夜限りの公演を行っている。また来週にはドバイやクアラルンプールでの公演が予定されている。

ディープ・パープルは2026年4月に来日公演を行うことが決定しており、6月から7月にかけてヨーロッパ・ツアーも予定されているが、イアン・ギランは『アンカット』誌のインタヴューでバンドでの活動があとどれくらい続けられるかは分からないと語っている。

「避けられないことだけど、30%しか視界がないんだ」とイアン・ギランは語っている。「よくなることはない。人生がミステリアスなものになった。一番大変なのはラップトップで作業することだね。周辺視野を使わないと、スクリーンを見られないんだ。横目で見て行を見ていくんだよ。でも、やり方が分かれば、適応していくんだけどさ」

イアン・ギランは次のように続けている。「歳を重ねていくって本当に愉快だよ。常に面白いんだ。変わるものもあれば、変わらないものもある。道を歩いていると、何かが落ちてくるのが聞こえる。ガチャンと、何かが消える。まあ、棒高跳びができなくなったこと以外はそんなに変わらないよ。それ以外のことは物事がゆっくりと進んでいく。でも、何も変わってないよ」

今後の展望について訊かれると、イアン・ギランは次のように続けている。「エネルギーがなくなったら、止めるよ。誰にも恥をかかせたくない。そう遠くない話だ。迫ってきているんだ。気づかぬ内にね」

ディープ・パープルは“Lazy Sod”、“Portable Door”、“Pictures Of You”といった楽曲を収録した通算23作目のアルバム『=1』を昨年リリースしている。

イアン・ギランに代わってディープ・パープルに加入したデイヴィッド・カヴァデールは先日、音楽から引退することを発表している。デイヴィッド・カヴァデールは「この信じられないような活動で支えて、応援してくれた全員に感謝しています。けれど、引退を謳歌する時が来ました」と述べている。

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