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ホワイトスネイクのフロントマンであるデイヴィッド・カヴァデールは音楽から引退することを発表している。
1970年代にディープ・パープルでもフロントマンを務めていた74歳のデイヴィッド・カヴァデールはホワイトスネイクの公式ソーシャル・メディアで引退することを発表している。
デイヴィッド・カヴァデールは動画メッセージで次のように語っている。「スネイクのみなさんに特別な発表があります。ディープ・パープルやホワイトスネイク、ジミー・ペイジとの50年以上に及ぶ信じられないような活動を経て、ここ数年でロックンロールの厚底靴とスキニー・ジーンズをそろそろ脱ぐ時が来たのは自分には明らかでした」
「ご覧の通り、ライオンのウィッグももう終わりです。しかし、終わりにする時が来たのです。みなさんなことは本当に大好きです」とデイヴィッド・カヴァデールは続けている。「この信じられないような活動で支えて、応援してくれた全員に感謝しています。すべてのミュージシャン、クルー、ファン、家族。本当に素晴らしいものでした。けれど、引退を謳歌する時が来ました。みなさんにも御理解いただけたらと思います。あらためて、みなさんのことを心から愛しています。さようなら」
動画はデイヴィッド・カヴァデールがバンドと共に演奏するモンタージュで締めくくられている。音源は“Forevermore”の2025年リミックスが使われている。
動画はこちらから。
1978年にホワイトスネイクを結成する前、デイヴィッド・カヴァデールはイアン・ギランに代わって1973年にディープ・パープルに加入している。ホワイトスネイクは1980年代に華々しいキャリアを築いて、“Here I Go Again”、“Is This Love”、“Fool For Loving You”といったヒット曲を生み出している。
1993年にはレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジとカヴァーデイル・ペイジとして活動を行っている。
デイヴィッド・カヴァデールは近年、健康上の問題も抱えており、2023年には転倒後に二度の回旋筋腱板断裂に見舞われている。2022年には「パフォーマンスに影響を与える持続性の上気道感染症」を患っていることを明かしていた。
この感染症が原因でバンドはスコーピオンズとの北米ツアーをキャンセルしている。ホワイトスネイクが最後に行ったライヴは2022年6月にヘルフェストとなっており、最後のアルバムは2019年発表の『フレッシュ・アンド・ブラッド』となっている。
2023年8月にはギタリストのバーニー・マースデンが72歳で亡くなっている。今年1月には1983年から1986年までバンドに在籍していたギタリストのジョン・サイクスも65歳で亡くなっている。
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