Photo: Ross Halfin

メガデスのデイヴ・ムステインはフェアウェル・ツアーをどれくらい続けるつもりかについて語っている。

今年8月、メガデスはセルフ・タイトルのラスト・アルバムをリリースして、アルバムのリリース後にフェアウェル・ツアーを行うことを発表していた。「偶然にせよ、意図的なものにせよ、キャリアの終焉を迎えたミュージシャンはたくさんいます」とデイヴ・ムステインは説明している。「その多くは自分の思い通りに第一人者のままやめている訳ではありません。私の人生も今はそうしたところに来ています」

メガデスはラスト・アルバムからリード・シングル“Tipping Point”を公開しているが、デイヴ・ムステインは今回ツアーをどれくらい続けるつもりかについて語っている。

デイヴ・ムステインは『ケラング!』誌のインタヴューでフェアウェル・ツアーは「3年から5年にわたって」続いていくことになると語っている。「そんなに長く続けることになったら、考えたくもない誕生日も迎えることになるんだろうけどさ」

フェアウェル・ツアーをやることにした理由についてデイヴ・ムステインは次のように語っている。「長く続けることとか、80代まで演奏し続けることとかにこだわってないんだ。人間は生まれても死ぬことを思い出さなくちゃいけない。自分自身も大切にしないといけないしね」

フェアウェル・ツアーの日程は現時点で発表されていない。

先日、デイヴ・ムステインはメガデスのラスト・アルバムのためにメタリカの“Ride The Lightning”をカヴァーしたことを明らかにしている。

今年6月、デイヴ・ムステインはノルウェーのラジオ局のインタヴューで次のように語っていた。「新作には13曲が収録されるんだ。その内の1曲はカヴァーなんだけど、自分が書いた曲なんだ。だから、カヴァーのようで自分の曲でもあるんだよ」

デイヴ・ムステインはメタリカがデビュー・アルバム『キル・エム・オール』をリリースする前の1983年にバンドを解雇されており、デイヴ・ムステインのパートはカーク・ハメットによって再レコーディングされている。『キル・エム・オール』のうち、4曲にはデイヴ・ムステインがクレジットされており、セカンド・アルバムでは“Ride The Lightning”と“The Call of Ktulu”にクレジットされている。

デイヴ・ムステインは“Ride The Lightning”のカヴァーについて米『ローリング・ストーン』誌に対して次のように語っている。「自分のヴァージョンをやりたかったというわけじゃない。全員が特定の形になってほしいと思っていたし、私個人にとっては曲がどうなるかより重要なことがあった。それはリスペクトだよね」

デイヴ・ムステインはメタリカに抱く敬意は主にジェイムズ・ヘットフィールドに向けられていると語っている。「誰もこのことを言わないんだけど、ジェイムズ・ヘットフィールドはある日はシンガーに、次の日にはバンドのパワーハウスとなる。ずっと彼のことはギタリストとして尊敬してきたんだ」

「ある人物へのリスペクトを示したかったんだ。私が彼を尊敬していると思っていないと思うから、そのことをはっきりさせたかった。バンドに敬意を表したかったんだ。もうギターを置く準備をしているから、何も言い残さないようにしたかったんだよ」

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