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デスのチャック・シュルディナーはマドンナをカヴァーした音源がオンラインで公開されている。

チャック・シュルディナーの甥であるクリス・スティールが運営するデスのインスタグラム・アカウントではカー・ステレオでCDを再生する動画が投稿されている。CDはチャック・シュルディナーがマドンナが1998年に発表した“Frozen”をインストゥルメンタルでカヴァーしたものとなっている。

動画では音源がフルで再生されており、チャック・シュルディナーならではの声を聴くことはできないが、ギターでヴォーカルの旋律を弾く形となっている。

クリス・スティールは次のように述べている。「今日、いろいろ整理していたらこれを見つけた。チャック・シュルディナーはガンとの闘病生活の初期ステージでこれをレコーディングしていた。よく覚えている。チャック・シュルディナーはベッドルームでステルスのギターとドラム・マシーンでこれをレコーディングしていた。家族や数人の友人以外でこれを聴いた人が何人いるかは分からなけれど、みなさんに公開するよ。マドンナが1998年に発表した“Frozen”のチャック・シュルディナー・ヴァージョンだ」

この音源は2001年にチャック・シュルディナーが脳腫瘍で亡くなってから公開された貴重な音源の一つとなっている。チャック・シュルディナーは1999年に脳腫瘍と診断されており、デスとしての最後のアルバムは1998年発表の『サウンド・オブ・パーサヴィーランス』となっている。

チャック・シュルディナーはしばしば「デス・メタルの父」と評され、デスは1987年にリリースされたデビュー・アルバム『スクリーム・ブラッディ・ゴア』でジャンルの先駆者と見なされている。

チャック・シュルディナーはヴードゥーカルトやコントロール・ディナイドの活動でも知られており、コントロール・ディナイドはチャック・シュルディナーの最後の作品として1999年にデビュー・アルバム『ザ・フラジャイル・アート・オブ・エクジステンス』をリリースしている。コントロール・ディナイドはセカンド・アルバムに2000年に取り組んでいたが、リリースはされていない。

マドンナは2026年にリリースが予定されている『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア2』でワーナーに復帰することが発表されている。

また、マドンナは『ベッドタイム・ストーリーズ』の30周年を記念してデモ音源やレア・トラックが収録されたEPが11月28日にリリースされることも決定している。

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