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ザ・クラッシュの亡きフロントマンのジョー・ストラマーの、これまで見たことのない写真がロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーに展示されるという。

ジョー・ストラマーは、ザ・クラッシュでパンクの先駆者となり、その後はワールド・ミュージックの伝道師となったこと、UKで最も尊敬を集めるアーティストの一人となっている。グラストンベリー・フェスティバルには、慈善団体ジョー・ストラマー・ファンデーションの一環として彼の名前にちなんだストラマーヴィルというエリアが亡くなった1年後に創設されている。

『テレグラフ』紙によれば、アメリカ人の写真家であるウィリアム・エッグルストンの作品展示のなかでジョー・ストラマーの新たな写真が展示されるという。会期は7月21日〜10月23日で、展覧会ではアメリカの俳優であるデニス・ホッパーのポートレートをはじめ、100点を超える作品が展示されるという。ナショナル・ポートレート・ギャラリーはツイッターでこの展覧会を告知している。

ジョー・ストラマーの未公開写真はこちらで観ることができる。

http://www.telegraph.co.uk/music/news/never-before-seen-photograph-of-joe-strummer-to-hang-in-national/

ナショナル・ポートレート・ギャラリーのディレクターであるニコラス・カリアンは次のように語っている。「ウィリアム・エッグルストンは、友人や家族、ミュージシャンやアーティストなどの記憶に残るポートレイトを撮影しています。それらは非常にユニークで大きな影響を与えています」

「それ以上に、ウィリアム・エッグルストンは一見日常でありながら、特別ななにかを見つけることについて並外れた能力を持っています。よく知られた作品に、これまで公開されてこなかったものを合わせて、展覧会では最も人の心をつかんで離さない写真術の実践者の一人を新しい視点で見せるものとなります」

昨年、ジョナサン・リース=マイヤーズが1970年代のロンドンを舞台にジョー・ストラマーを演じる映画の最初の写真が公開されている。

『マッチポイント』や『THE TUDORS〜背徳の王冠〜』といった出演作で知られるジョナサン・リース=マイヤーズは、疎遠な母親がザ・クラッシュの音楽を紹介することで10代の少年の人生が劇的に変わっていく物語『ロンドン・タウン』でジョー・ストラマーの役を演じる。映画ではダグレイ・スコットや、ドラマ『カリフォルニケーション』で知られるナターシャ・マケルホーン、『レ・ミゼラブル』や『イントゥ・ザ・ウッズ』に出演しているダニエル・ハトルストーンと共演している。

監督は、デミ・ムーア主演の『幸せがおカネで買えるワケ』で知られるデリック・ボルテで、撮影は昨夏ロンドンで行われ、「THR」によれば、現在編集作業が行われているという。

映画のプロデューサーは、“White Riot”、“White Man) In Hammersmith Palais”、“Clampdown”といったザ・クラッシュの楽曲を使用する権利を手に入れているという。

本名をジョン・グレアム・メラーというジョー・ストラマーは、1976年から1986年までザ・クラッシュのフロントマンを務め、ザ・メスカルロスとも数枚のアルバムをリリースしている。ジョー・ストラマーは2002年に50歳で先天性の心臓疾患のために亡くなっている。2014年には深海カタツムリの新種に彼を讃えて、その名がつけられている。

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