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ジャーニーは2026年から2027年にかけて大規模なフェアウェル・ツアーを行うことを発表している。
ジャーニーは昨日ソーシャル・メディアで最後のツアーになる「ファイナル・フロンティア」ツアーを行うことを発表している。ツアーは2026年から2027年にかけて行われる予定で、世界各国の最後となるパフォーマンスを行っていく予定だという。
ジャーニーは第1弾となる日程も発表されており、北米で60公演が2026年2月から7月にわたって開催される。UKやヨーロッパの日程も今後発表されていくことになると見られている。
結成メンバーであるニール・ショーンは米『ローリング・ストーン』誌を通して次のように述べている。「このツアーはこれまでずっと、あらゆる曲、あらゆる時代、あらゆる紆余曲折を通して、僕たちを支えてくれたファンへの心からの感謝を示すものなんだ。まったく新しいプロダクションで、ヒット曲やレア曲、エネルギー、そしてスペクタクルを織り交ぜながら、全力を尽くすつもりだよ。私たち全員を一つにしてきた音楽が一周回って大団円を迎えるんだ」
「結成メンバーとして今日に至るまで、どこへでもジャーニーの灯火を背負ってきた」とニール・ショーンは続けている。「バンドの想いと精神は永遠に残っていく。共に歩んできたジャーニーのチャプターとしてはお別れの機会になるけれども、私も終わるわけじゃないことはみんなに分かってほしいんだ。音楽は自分の中で今も強く燃え盛っていて、この先には新たな創造の地平が広がっている。今回のツアーはありがとうであり、次の章の始まりでもあるんだ」
長年キーボーディストを務めてきたジョナサン・ケインは次のように述べている。「信じられないような歩みだった。自分たちの音楽を多くの人と分かち合ってきて、今回のツアーはそうした繋がりと感謝から来るもので、あの魔法を一緒に感じられる最後の機会になる。これしかないと思うんだ」
数週間前にニール・ショーンはジョナサン・ケインが2026年から2027年にかけて行われるツアーから離脱する可能性を示唆していた。それを受けてジョナサン・ケインは否定して、次のように述べている。「参加しないことを示唆する報道は不正確なものです。ジョナサン・ケインは今後数年間もツアーに全力を捧げ、引退についてもっと後に発表する予定です」
しかし、ジョナサン・ケインは先日ポッドキャスト『ストラング・レポート』に出演して、ジャーニーを脱退する計画があるとして2026年のツアーは「フェアウェル・ツアー」になるとも語っていた。
ニール・ショーンとジョナサン・ケインについて激しい確執が報じられてきており、2024年のデフ・レパードとの共同ヘッドライナー・ツアーではニール・ショーンによる「ツアー関連経費」への不満を理由にジョナサン・ケインは訴訟を起こしている。これは個人的な経費をバンドのクレジット・カードで「予算を立てて精算していた」とジョナサン・ケインは主張していた。
その後、ニール・ショーンは意見の相違を解消するために「公平な立場の人物」を入れることにしたことを明かしている。「ジャーニーを追ってきた人なら分かるだろうけど、私とジョナサン・ケインはすべてで常に意見が一致するわけでもない。でも、おおよそのことで一致することもあるんだけどね」
ニール・ショーンはフリーダム2020という法人を通じてバンドの株式の50%を所有しており、残りの半分をジョナサン・ケインが所有しているため、会社の決定に関しては行き詰まりが生じているという。ジョナサン・ケインは1980年にバンドに加入しており、バンドで2番目に長く在籍しているメンバーとなっている。
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