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ダニエル・シーザーはアメリカのテレビ番組『ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン』で“Who Knows”を披露したパフォーマンス映像が公開されている。
ダニエル・シーザーは10月24日に通算4作目となるニュー・アルバム『サン・オブ・スページー』をリリースしている。
パフォーマンス映像はこちらから。
アルバムのリリース発表時、ダニエル・シーザーは長文を投稿している。「アルバムのリリース発表に際して文章を書いているんだけど、深くて気の利いたものにしたい。誰も考えたことのないことを表現したいという密かな願望がある。しかし、悲しいかな」
「幼い頃、父は私に失望したり、やる気を出してほしいと感じたりした時(でも、父は理解してほしいと思いながらも当時の私は理解できない時もあった)、丹念に選ばれた本当の原点の話をしてくれた。ジャマイカの観光産業が栄華を極めた時代や、ドクターズ・ケーブ・ビーチで世界中から来た外国人にディナー・ミュージックを歌っていた頃の話を聞かせてくれた」
「カナダから来た親切な夫婦が父の歌声を聴いて、3ABN(アドベンティスト系テレビ局)で歌うためカナダに連れていかれた話もしてくれた。それが父のカナダ愛に火をつけ、後にカナダに移住し、私の母と出会うことになる。父はこれらの話を聞かせてくれたが、私は1000回も聞いていたので、興味を示さずに聞いていた。父は一見楽しいようで、この世がもたらす危険について警告してくれた。そして、人生において神を中心とするようにと励ましてくれた」
「若いというのはとても興味深いことだ。素晴らしいアドバイスが決まり文句になるまで何度聞けばいいのだろう? 私たちは親の決まり文句に憤慨しつつも、やがて自分たちもその決まり文句通りになっている。いまや信じようとしなかったことを伝える存在となっている」
「私が生まれた時の父と同じ歳になって、自分が父よりもずっと賢いと思っていたことを恥ずかしく思わずにはいられない。カナダの学校に通っていたから、父よりも雄弁に文章を組み立てることができるようになっていた。文化とはそういうものだ(これも決まり文句だね)。私たちは賢そうに見えることと知恵を常に混同してしまう。最近になって、誰も誰も考えたり試したりしたことのないことを考えるようになった」
「すべては空虚で、家族がすべてだ。物事をするうえで誠実で率直であれ。道徳を測る唯一の永遠の尺度は神であることを忘れてはならない。私は何者でもない。だが、肉体としてはスページーの息子であり、精神としては神の子どもである」
新作『サン・オブ・スページー』にはサンファ、ボン・イヴェール、イェバ、ブラッド・オレンジ、クレイロらが参加している。
ニュー・アルバムのストリーミングはこちらから。
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