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レディオヘッドは“Let Down”がリリースから28年を経て、全米シングル・チャートにランクインした4番目の曲となったことについて言及している。
1997年にプロモーション・シングルとしてリリースされた“Let Down”は名作『OKコンピューター』に収録されている。今年8月、“Let Down”はTikTokで拡散されたことで、全米シングル・チャートにランクインしている。
レディオヘッドはそれまでに“Creep”の34位、“High And Dry”の78位、“Nude”の37位という3曲が全米シングル・チャートにランクインしており、“Creep”がアメリカで最も成功を収めたシングルとなっている。
“Let Down”は全英シングル・チャートではリリース時に7週間にわたってランクインしており、最高位85位を記録している。
この件について『ザ・タイムズ』紙のインタヴューでトム・ヨークは次のように語っている。「あの曲については特に変な感じがするんだ。アルバムに入れないように、あらゆる手を尽くしたんだけど、エド・オブライエンは『もし入れないなら、脱退する』と言ったからね」
エド・オブライエンは“Let Down”について『OKコンピューター』の「感情的な核心」だと語っている。
しかし、TikTokで広がったことについては驚かされたと述べている。「今でも驚きを覚えるよ。それで18歳と21歳の子どもたちに話をしたら、『当然のことだよ。ティーンエイジャーは鬱屈としているんだ。あの曲は気のめいる音楽だからね』と言われたよ」
ドラマーのフィル・セルウェイは世代を超えてバンドが評価されている自身の経験について語っている。
「少し前に駅にいたんだけど、学生たちがピアノで“Everything In Its Right Place”を弾いていたんだけど、その後にクイーンの“Bohemian Rhapsody”を弾いていたんだ」
インタヴューでレディオヘッドは7年間ライヴを行わなかったことについて2018年に「ちょっとうまくいかなくなって」、「止めなければならなかった」と語っている。
レディオヘッドは9月に11月4日から12月12日にかけてマドリード、ボローニャ、ロンドン、コペンハーゲン、ベルリンでそれぞれ4公演を行うことを発表している。チケットは即座にソールド・アウトとなっている。
レディオヘッドが最後に行ったライヴは『ア・ムーン・シェイプト・プール』のツアーで2018年8月1日にフィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われた公演となっている。レディオヘッドは2016年にアルバム『ア・ムーン・シェイプト・プール』をリリースしてから、新曲をリリースしていない。
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