Photo: Eric Rojas

バッド・バニーが来年のスーパーボウルでハーフタイム・ショーのヘッドライナーを務めることについて著名な保守系政治家から批判的な声が寄せられるなか、NFLのコミッショナーは擁護の姿勢を示している。

コミッショナーのロジャー・グッデルは現地時間10月21日に報道陣に対してプエルトリコ出身のバッド・バニーを来年2月のスーパーボウルに出演させる決定は揺るぎないものだと語っている。「彼は世界を代表する最も人気のあるエンタテイナーの一人です。それが我々の目指すものです」

ロジャー・グッデルは「私たちにとって重要なステージです」と続けている。「エンタテインメントの価値を高めるという点において重要な要素です。慎重に検討を重ねています」

ロジャー・グッデルは「私たちは批判や反発を受けずにアーティストを選べるとは思っていません」とも語っている。

今年9月にバッド・バニーは2026年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーでヘッドライナーを務めることが発表されている。現時点でスーパーボウルのハーフタイム・ショーはバッド・バニーが行う2026年唯一のアメリカ公演で、バッド・バニーはアメリカ移民関税執行局(ICE)の捜査を恐れていることがアメリカ公演を行わない理由の一つだと語っている。

それを受けて、ドナルド・トランプ大統領の元選挙対策委員だったコリー・レヴァンドフスキはバッド・バニーによるスーパーボウルのハーフタイム・ショーにはアメリカ移民関税執行局の捜査官も訪れることになるだろうと警告を発している。

ドナルド・トランプ大統領も今回の人選を「クレイジーだ」として「バッド・バニーのことは知らない」と語っている。また、国土安全保障長官のクリスティ・ノームもスーパーボウルにはアメリカ移民関税執行局の捜査官も立ち会うと語っている。

殺害されたチャーリー・カークが設立した右派団体の「ターニング・ポイントUSA」は同じ日時で「オール・アメリカン・ハーフタイム・ショー」を行うと発表しており、今後出演者が発表される予定となっている。AIによってニール・ヤングやジョーン・バエズが出演するポスターが作られたが、両者は出演しないと見られている。
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自身のレーベルであるロック・ネイションを通じてNFLの音楽ストラテジストを務めているジェイ・Zはバッド・バニーの出演について次のように述べている。「ベニートがプエルトリコのために成し遂げてきたこと、そしてこれからも成し遂げ続けることは本当に刺激的なものだ。彼を世界最大のステージに迎えられて光栄だよ」

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