リンプ・ビズキットのサム・リヴァース、亡くなった時の状況が報じられることに

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リンプ・ビズキットのベーシストであるサム・リヴァースは亡くなった時の状況が報じられている。

『TMZ』はフロリダ州セント・ジョンズ郡の当局が現地時間10月18日に「心停止状態で意識がない」という通報を受けて現場に向かったと報じており、フロリダ州セント・ジョンズ郡の検視局は死因についてまだ発表していないものの、当局はサム・リヴァースが深刻な生命の危険がある病気と闘っており、法医学的調査の必要はないと考えているという。

サム・リヴァースの訃報は現地時間10月18日に発表されている。「一緒に演奏した最初の一音から、サム・リヴァースは代えのきかない光とリズムをもたらしてくれました。彼の才能は力の抜けたもので、その存在は忘れ難く、彼の心は大きなものでした」とバンドは述べている。

「たくさんの時間を共有してきました。ワイルドな時も、静かな時も、美しい時も、サム・リヴァースがいたからこそ、そのどれもが大切なものになったのです」

「彼は人生で一度しか会えないような人物でした。正真正銘のレジェンド中のレジェンドです。彼の精神はあらゆるグルーヴ、あらゆるステージ、あらゆる思いでの中で生き続けるでしょう」とバンドは続けている。「大好きだよ。サム。ずっと君を連れて行くよ。安らかに眠ってくれ。君の音楽は終わらない」

訃報を受けて、フレッド・ダーストはインスタグラムで個人的に動画を投稿しており、サム・リヴァースとの長い付き合いについて振り返っている。

「サム・リヴァース、本当のレジェンドだった。なんて才能に恵まれた、信じられないほど素敵な、最高の奴だった」

フレッド・ダーストはフロリダ州ジャクソンヴィルでバンドを組もうとしていた90年代にサム・リヴァースと出会ったと振り返っている。「特定のスタイルとサウンドを持ったバンドのアイディアとヴィジョンがあったんだけど、うまくまとめることができなかった。それで、そんなサウンドをまとめられるプレイヤーを探すことにしたんだ」

フレッド・ダーストは小さなバーで別のバンドと「ベースを弾きまくっている」サム・リヴァースを観たという。「『なんてこった。こいつはすごい奴だ』と思ったんだ」

「サムが演奏するのを観て、衝撃を受けたんだ」とフレッド・ダーストは続けている。「彼は5弦ベースも使っていた。それまで5弦ベースを使っている人を見たことがなかった。本当にスムースで素晴らしくて、突出していたんだ。サムの音しか聴こえなかった。彼の才能の前では全部消え失せてしまうんだよ」

フレッド・ダーストは自身のバンドに入らないかと声をかけたところ、ドラマーに従兄弟のジョン・オットーを紹介されたとのことで、サム・リヴァースのガレージで初めてジャムをやったと語っている。「もう彼がいないなんて悲劇的過ぎるよ。昨日から何ガロンもの涙を流した。サムはレジェンドだったと思う。彼はやり遂げて、生き抜いたんだ」

「一緒にスタジアムをロックして、世界を回り、たくさんの思い出を共有した。サムはどこにいても笑顔で喜んでいた」とフレッド・ダーストは続けている。「そして、彼は本当にやり遂げたんだ」

「彼が残してくれたものは計り知れない。彼は特別な存在だった。サム・リヴァースはすごく内向的な人だったから、彼と親しかった数少ない人たちは俺の言っていることが本当だと分かるはずだ」

「サムは夢の手助けをしてくれた最初の人物だった。それで、彼は迷うことなく、『さあ行こう。やってみよう』と言ってくれたんだ」

フレッド・ダーストは次のように締めくくっている。「彼と人生で出会えて本当に幸運だった。サム・リヴァースとこの歩みを、人生の大きな部分を共有できたことに感謝している。本当に感謝しているし、既にものすごく彼のことが惜しまれるよ。オンラインで目にすることのできた愛と応援の言葉は途轍もないものだった。彼は世界に影響を与えたんだ。彼の音楽と才能は今後もいろんなものをもたらしてくれるでしょう。彼のことは本当に大好きなんだ」

サム・リヴァースは「過度の飲酒」による肝疾患のため、2015年から数年間にわたってリンプ・ビズキットを離脱していた。彼はその後、肝移植を受け、3年後にバンドに復帰し、亡くなるまでバンドで活動していた。

「酒は止めて、医師に言われた通りにしているんだ」とサム・リヴァースは語っている。「アルコール依存症の治療を受け、肝移植を受けた。完璧な組み合わせだよね」

メンバーのDJリーサルは訃報を受けて次のように述べている。「ショックを受けている。安らかに眠ってくれ、ブラザー。君は音楽やチャリティや友人関係で救った人の人生や音楽の中で生き続ける。胸を痛めているよ。人生の一瞬一瞬を楽しんでくれ。何も保証はないのだから」