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ロストプロフェッツのイアン・ワトキンスが殺害された事件で新たに2人の人物が逮捕されている。
児童性犯罪で有罪判決を受けていたロストプロフェッツの元フロントマンであるイアン・ワトキンスは10月11日にウェイクフィールド刑務所で殺害されている。享年48歳だった。イアン・ワトキンスは29年の刑に服しており、さらに6年の刑期が科されていた。
イアン・ワトキンスは赤ちゃんをレイプしようとした罪、児童への強姦共謀、児童に対する3件の性的暴行、7件に及ぶ児童のわいせつな画像の撮影・作成・所持、動物への性行為を含む過激なポルノ画像の所持1件を含め13件の性的犯罪で有罪となっていた。
イアン・ワトキンスの殺害事件を受けて、25歳のラシッド・ゲデルと43歳のサミュエル・ドッズワースの2人が逮捕されている。
2人の裁判の公判日は2026年5月5日に決定しており、裁判は2~3週間行われる見込みとなっている。11月12日にリーズ刑事法院で答弁および公判準備のための審問も予定されている。
今回、警察は「刑務所からさらに2人の男が殺人共謀の疑いで逮捕された」と発表しており、23歳と39歳の容疑者は事情聴取を受け、その後刑務所に戻され、捜査が継続される予定となっている。
殺人・重大捜査チームのジェームズ・エントウィッスル警部補は次のように語っている。「イアン・ワトキンス殺害事件については引き続き広範な捜査が継続されており、今回の逮捕もその一環です。捜査の進展に伴い、イアン・ワトキンスの家族には最新の情報を伝えています。しかし、現段階では直ちに進展があるとは考えていません」
2023年にもイアン・ワトキンスはドラッグを巡る負債のために刑務所内で「研がれたトイレブラシ」で刺され、刑務官によって発見されて、その後病院に連れられていた。
ジョナサン・レヴィとエマ・フレンチが2024年に刊行した書籍『ライフ・ビハインド・バーズ・イン・ザ・モンスター・マンション』では、イアン・ワトキンスが刑務所にいる間、他の受刑者たちに軽蔑され、「安全のために数千ポンドを費やした」ことも明らかにされている。刑務所では小児性愛者に対して荒っぽい制裁が下される可能性は非常に高いという。
2017年、イアン・ワトキンスは服役中の刑務所で2歳の子供がいる母親に取り入り、子どもが児童福祉施設の保護下に置かれる事態となっていた。
「我々はうんざりしています」と英国児童虐待防止協会の広報は当時述べている。「イアン・ワトキンスが引き続き取り入る行為を行っていることに、完全に困惑しています。彼が過去に虐待した子供たちへの侮辱ですし、監視のあり方についての深刻な問題が生じるでしょう」
ウェイクフィールドの刑務官は2人の手紙やメールのやり取りについては「まったく予期せぬこと」だったと述べている。リンカーンシャー警察のスポークスパーソンは次のように続けている。「私たちは常に弱い立場にある大人と子供たちを守るために行動を取っていきます」
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