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ケイト・ブッシュはウォー・チャイルドへのチャリティのために“Running Up That Hill”にちなんだアート作品が52組のアーティストによってオークションに出品される。

ウォー・チャイルドは毎年「サウンド&ヴィジョン」と題したチャリティ・オークションを開催しているが、今年は40回目の開催を記念してケイト・ブッシュのアルバム『愛のかたち』に収録されている“Running Up That Hill”を題材にした作品が出品される。

ケイト・ブッシュが選んだ“Running Up That Hill”の歌詞は「If I only could, I’d make a deal with God(もしできるのなら神様と契約してみたい)」というもので、マギー・ハンブリング、ピーター・ドイグ、チャーリー・カルダー・ポッツ、コービン・ショーといったアーティストがプロジェクトに参加している。

ケイト・ブッシュはこの取り組みについて次のように語っている。「あらゆる戦争は恐ろしい傷跡を残します。人生を破壊し、家族を引き裂き、人生を変えるような怪我、トラウマ、そして甚大な損失をもたらします。しかし、いろんな面で最も苦しむのは子どもたちです。子どもたちの過去、現在、そして未来が恐怖や不安の中に溶け込んでいくことになるのです」

「ウクライナ、ガザ、スーダン、シリアなど、世界中の紛争に巻き込まれた子どもたちに緊急支援を提供するウォー・チャイルドと彼らの貴重な活動を支援することは、これまで以上に重要となっています。サウンド&ヴィジョンのようなプロジェクトはアートや音楽の力を活かして、戦争を生きる子どもたちに真の変化をもたらすことができます。このプロジェクトを応援してくれるみなさんに感謝しています」

52組のアーティストによる作品は11月4日から8日にわたってイメージズ・ギャラリーで展示され、オンラインでのオークションは10月28日から11月13日にわたって開催される。

https://uk.givergy.com/SoundandVision_2ndEdition/

昨年、ケイト・ブッシュは公式ウェブサイトでクリスマスに際してファンへのメッセージを公開している。

ケイト・ブッシュは長文のメッセージの中で「ウォー・チャイルド」との取り組みで公開したアニメーション作品「Little Shrew」をきっかけに寄付してくれたファンへの感謝の思いを綴っている。「小さなトガリネズミ(Little Shrew)も今年のクリスマスの朝は特においしいミミズを食べることになるでしょう」

ケイト・ブッシュは現在世界各地で起きている世界情勢についても言及しつつ、クリスマスのメッセージは前向きなものにしたいと述べている。

「今年はひどく暗いニュースが届いた1年でした。それは悪化の一途を辿っています」とケイト・ブッシュは綴っている。

「戦争は激化が続いています。私たちはその惨状に巻き込まれる貧しい人びとをなすすべもなく目にしています。もちろん、そこには子どもたちもいます」

「このような紛争や、私たちの周りで起こっている大きな変化について抱いている不安に目を向けないようにするのは難しいことです。しかし、このクリスマス・メッセージでは何かポジティヴなものを見つけたいと思っていました」

先月、ケイト・ブッシュはファンからの要望に応えて『ザ・ベスト・オブ・ジ・アザー・サイズ』をリリースしている。

『ザ・ベスト・オブ・ジ・アザー・サイズ』はデジタルで9月26日にリリースされており、フィジカルでは10月31日にリリースされる。

『ザ・ベスト・オブ・ジ・アザー・サイズ』は2018年にリリースされた4枚組コンピレーション作『ジ・アザー・サイズ』から収録曲を厳選したもので、『ジ・アザー・サイズ』を入手できなかったファンからリリースを求める声が上がっていた。

『ザ・ベスト・オブ・ジ・アザー・サイズ』のストリーミングはこちらから。

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