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児童性犯罪で有罪判決を受けていたロストプロフェッツの元フロントマンであるイアン・ワトキンスが刑務所で殺害された事件で、2名が起訴されている。

ウェスト・ヨークシャー警察はイアン・ワトキンスがウェイクフィールド刑務所で同じ囚人に暴行を受けて、その負傷で亡くなったと10月11日に発表している。享年48歳だった。

ウェスト・ヨークシャー警察は声明で25歳のラシッド・ゲデルと43歳のサミュエル・ドッズワースの2人が殺人罪で起訴され、10月13日にリーズ刑事法院に出廷すると述べている。

『ガーディアン』紙によれば、2人は別々に法廷に召喚され、先に出廷したサミュエル・ドッズワースに対して判事は「あなたに対する起訴内容から判断すると、この事件はできるだけ早く刑事裁判所に送致する必要がある」と告げたという。

両名は現在勾留されており、10月14日にもリーズ刑事法院に出廷する予定となっている。

週末にウェスト・ヨークシャー警察は「10月11日午前9時39分、警察はウェイクフィールド刑務所の職員から受刑者への暴行の通報を受けました」と発表している。「救急隊員が駆けつけ、まもなく死亡が宣告されました。殺人課ならびに主要捜査班による捜査が現場では続いています」

イアン・ワトキンスは赤ちゃんをレイプしようとした罪を含め13件の性的犯罪で現在ウェイクフィールド刑務所で29年の刑に服しており、さらに6年の刑期が科されている。

2023年にもイアン・ワトキンスは刑務所内で「研がれたトイレブラシ」で刺され、刑務官によって発見されて、その後病院に連れられていた。

ジョナサン・レヴィとエマ・フレンチが2024年に刊行した書籍『ライフ・ビハインド・バーズ・イン・ザ・モンスター・マンション』では、イアン・ワトキンスが刑務所にいる間、他の受刑者たちに軽蔑され、「安全のために数千ポンドを費やした」ことも明らかにされている。刑務所では小児性愛者に対して荒っぽい制裁が下される可能性は非常に高いという。

2017年、イアン・ワトキンスは服役中の刑務所で2歳の子供がいる母親に取り入り、子どもが児童福祉施設の保護下に置かれる事態となっていた。

「我々はうんざりしています」と英国児童虐待防止協会の広報は当時述べている。「イアン・ワトキンスが引き続き取り入る行為を行っていることに、完全に困惑しています。彼が過去に虐待した子供たちへの侮辱ですし、監視のあり方についての深刻な問題が生じるでしょう」

ウェイクフィールドの刑務官は2人の手紙やメールのやり取りについては「まったく予期せぬこと」だったと述べている。リンカーンシャー警察のスポークスパーソンは次のように続けている。「私たちは常に弱い立場にある大人と子供たちを守るために行動を取っていきます」

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