Photo: Mert Alas & Marcus Piggot

テイラー・スウィフトはニュー・アルバムのリリースによってアデルによるストリーミング記録を塗り替えたことが明らかになっている。

テイラー・スウィフトは『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』に続く通算12作目となるアルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』を10月3日にリリースしている。

アルバムはリリース前から新記録を打ち立てており、スポティファイでの事前予約は500万件を突破している。

今回、米『ビルボード』誌は『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』の初週セールスがアメリカだけで350万枚に到達したことを報じている。このうち320万枚はフィジカルとデジタルによる直接セールスとなり、残りの30万枚はストリーミングで計上されたものとなっている。

これはアデルが『25』で2015年に記録した初週セールス、337万8000枚を超える数字となっており、米『ビルボード』誌がストリーミングの合算セールスを採用した2014年以降で最多の1週間あたりのセールス枚数となっている。

一方、テイラー・スウィフトは『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』に寄せられている批判について自身の見解も語っている。

アルバムについてファンからは「最高のアルバム」、「完璧なポップ・ミュージック」といった声も寄せられる一方で、「テイラー・スウィフトでは最悪のアルバム」、「退屈で陳腐」といった声も寄せられている。

アップル・ミュージックのゼイン・ロウによるインタヴューでテイラー・スウィフトは新作に寄せられている批判について言及している。「混乱が起こるのは大歓迎なの」とテイラー・スウィフトは語っている。「ショウ・ビジネスのルールとしてはアルバム・リリースの1週目は私の名前やアルバム・タイトルを言ってもらうことが大切で、それは手助けになる」

テイラー・スウィフトは次のように続けている。「アートに対する人々の主観的な意見というのはすごく尊重している。私はアート警察じゃない。誰もが自分が感じたいように感じる権利があり、エンタテイナーとしてのゴールは鏡になることだと思っている。アルバムというのはワイルドな形で自分自身を見つめる方法になることがよくある。人生で経験していることが、その時に出した私の音楽に共感してもらえるかに影響を与えることになる」

「ファンの人に『昔は『レピュテーション』に共感できなかったけど、人生でもいろんなことがあって、一番好きなアルバムになった』と言われるのが大好きなの。『昔は『フィアレス』好きだったけど、今は『エヴァーモア』に夢中です』とかね。私は真剣に取り組んでいる。音楽を作っている時は自分のレガシーにも目を向けている。自分の作ったものも分かっているし、自分が好きなことも分かっている。『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』でテーマにしていることも分かっている。こうしたすべてがレガシーになっていくの」

また、テイラー・スウィフトは記録破りとなった「ジ・エラズ」ツアーに続くツアーの可能性については否定している。「正直に言うと、もう一度ツアーをやることを考えると、気が進まない。だって、やるのなら、本当にいい形でやりたいと思うから」

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