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オジー・オズボーンの息子のジャック・オズボーンはブラック・サバスの最後のライヴはオジー・オズボーンにとって「生前の通夜」となったと語っている。

オジー・オズボーンは7月5日に故郷のバーミンガムで最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」を行っており、その17日後に亡くなっている。享年76歳だった。

今回、ジャック・オズボーンは『グッド・モーニング・アメリカ』のインタヴューでこの最後のライヴについて振り返っている。「ステージに出ていく前、楽屋に走っていって、彼に大きなハグをして、キスをして、『頑張ってください。きっとうまくいくはずです』と言ったんだ」

「仲間と一緒に客席で観ていたんだけど、みんなで泣いてしまった。同情したわけでも、悲しかったわけでもない。これが最後だと分かっていたからだと思う」

「今にして思えば、あれは生前の通夜みたいなものだったと思う。みんなに別れを告げることができたんだ」

BBCでは最後の3年間に撮影された映像によるドキュメンタリー『オジー・オズボーン:カミング・ホーム』がオンエアされている。ドキュメンタリーの終盤でオジー・オズボーンは44000人の観客の前で最後のライヴを行ったことについて次のように振り返っている。「できたことと言えば……すごくフラストレーションだったのはステージを駆け回る代わりに座ってなければならなかったことだ」

オジー・オズボーンは次のように続けている。「あれは拷問だったね。あの椅子から降りたくてたまらなかったからね。9曲の間、あの椅子に座っているのは謙虚な気持ちになった。ライヴは本当に素晴らしい終わり方だった」

最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」でオジー・オズボーンはギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードと2005年以来となる形で共演を果たしている。

オジー・オズボーンは2018年以降、フルでのライヴは行っておらず、2019年の転倒で脊椎損傷が悪化することになり、複数の手術を行ったほか、肺炎と長年の感染症に加え、パーキンソン病も抱えるなど、様々な健康問題に直面してきた。

オジー・オズボーンは10月7日よりアメリカのパラマウント+で長編ドキュメンタリー『オジー・オズボーン:ノー・エスケープ・フロム・ナウ』が配信されることも決定している。

『オジー・オズボーン:ノー・エスケープ・フロム・ナウ』は「最後のステージに戻るために闘う6年間の闘病生活」を追ったもので、オジー・オズボーンやシャロン・オズボーンのほか、近い友人たちがインタヴューに応えている。

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