ザ・ビートルズのアルバムのプロデュースを手がけたことで知られるプロデューサーのジョージ・マーティンが亡くなったことを受けて、グラミーは第50回グラミー賞授賞式でのジョージ・マーティンの生前の映像を公開している。
ジョージ・マーティンと彼の息子であるジャイルズの代理人を務めるアダム・シャープは逝去について次のようにコメントを発表している。「3月8日火曜日の夜に、サー・ジョージ・マーティンは自宅で安らかに息を引き取ったことをご報告いたします。ご家族は、皆様から贈られるお悔やみの言葉に感謝していらっしゃいます」
「70年間に渡るキャリアで、彼は、音楽における最高の創造的才能がある人物の一人であり、最期まで紳士だったと世界中に認められてきました。喪に服している間、ご家族はプライバシーを尊重してくださるようお願いしていらっしゃいます」
グラミーは昨日、ジョージ・マーティンへの追悼の意をツイッターで表明していた。
Our creative community has lost a gifted artist. We remember Sir George Martin. pic.twitter.com/HuqWMIXae2
— The GRAMMYs (@TheGRAMMYs) March 9, 2016
「わたしたちは6度のグラミー賞受賞者にして協会賞の受賞者でもあるサー・ジョージ・マーティンが亡くなったことを知って、とても悲しんでいます。ザ・ビートルズの多くのファンが知っている通り、ジョージのプロデューサー、エンジニア、アレンジャー、ミュージシャンとしての仕事は、ザ・ビートルズの巨大な成功の一因となりました。そして、彼は愛情をもって『5人目のビートル』と言われてきました。数多くのレコーディングに携わり、全時代を通して彼は最も革新的なプロデューサーの一人でした。彼が音楽に与えたインパクトは比較できるものがありません。わたしたちのクリエイティヴな共同体は才能に溢れたアーティストを失いました。遺族や友人、コラボレーションを行ってきた多くのミュージシャンにお悔やみを申し上げます」
ジョージ・マーティンの生前の映像はこちらから。
ジョージ・マーティンは1926年にロンドンで生まれ、1947年に海軍を除隊後、1950年にアビー・ロード・スタジオへアルバイトとして入社し、ジャズやラウンジ、コメディのレコードをパーロフォンでレコーディングし、最終的にA&Rのトップとなっている。ザ・ビートルズのプロデュースにおいては「5人目のビートル」と呼ばれ、1996年にナイトの称号を与えられている。
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