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アイアン・メイデンはドラマーのニコ・マクブレインがツアーから引退することを受けて、バンドの解散を考えたとスティーヴ・ハリスは語っている。
ドラマーとしてニコ・マクブレインはクライヴ・バーに代わって1982年に加入しており、1983年発表の『頭脳改革』以降、すべてのアルバムに参加していた。しかし、2023年1月に一過性脳虚血発作を患って、右側の肩から下が部分的に麻痺が残る形となっていた。ニコ・マクブレインは2024年12月に最後のライヴを行って、ツアーから引退している。
ベーシストのスティーヴ・ハリスは『ロック・キャンディ』のインタヴューで、ニコ・マクブレインの健康上の問題とそれに伴うツアーからの引退により、バンドの他のメンバーもそろそろ終りを迎える時なのかと考えることになったと語っている。
「正直に言うと、ニコ・マクブレインが健康上の問題を抱えた後は選択肢がなく、変化せざるを得なかったんだ」とスティーヴ・ハリスは語っている。「仕方がなかった。私たちは続けていきたいかどうかの決断を迫られることになったんだ」
「もちろん、ブッキングしてあったツアーはあったから、残りのメンバーはみんな続けたかった。でも、最終的にすべてを経て、あれはニコ・マクブレインの身を引くという決断であり、僕らは全員そういう決断をした事実を尊重することにしたんだ」
ニコ・マクブレインはツアーから引退したが、アイアン・メイデンはバンドを脱退したわけではなく、将来的なアイアン・メイデンの音源ではニコ・マクブレインがスタジオでドラムをレコーディングする予定だと述べている。ライヴではサイモン・ドーソンが代役を務めている。
先月、アイアン・メイデンは2026年に行うヨーロッパ・ツアーを発表しており、ライヴはギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、スロヴァキア、ドイツ、オランダ、イタリア、フランス、ポルトガルで行われる。アイアン・メイデンはネブワース公演を行うことも発表しており、サポート・アクトとしてザ・ダークネス、ザ・フーらが出演する。
アイアン・メイデンはオーストリアのノヴァ・ロックでザ・キュアー、ブリング・ミー・ザ・ホライズンと共にヘッドライナーを務めることも決定している。
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