Photo: Big Brother Recordings

ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーはオアシスの再結成を追ったドキュメンタリーで初めて再会した時の映像が使われると報じられている。

昨年、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーは確執が続いた歳月を経て和解しており、世界各国のスタジアムでオアシスの再結成公演が行われることを発表している。

再結成公演については『ピーキー・ブラインダーズ』の製作総指揮を務めるスティーヴン・ナイトがプロデュースする映像作品が製作されることも発表されている。監督はLCDサウンドシステムのドキュメンタリー作品『シャット・アップ・アンド・プレイ・ザ・ヒッツ』を手掛けたディラン・サザンとウィル・ラヴレースが担当している。

このドキュメンタリーのためにスティーヴン・ナイトのクルーは再結成公演に先立つミーティングやリハーサル・ルームへの立ち入りを許可されており、情報筋は兄弟が確執を乗り越えていく姿にファンは「魅了される」だろうと語っている。

情報筋は舞台裏で見られるものとして『ミラー』紙に次のように語っている。「スティーヴン・ナイトと彼のチームに提供された許可と映像は驚異的なものです。リアム・ギャラガーやノエル・ギャラガーがあんなにもオープンで、傷ついた姿を見せるのは見たことがありません」

「お金のためのカムバックを超えるものとなっています。嫉妬、悪意、怒りといった根深い感情、和解に向けた深い思いが中心にあるのです」

情報筋は次のように続けている。「彼らが再会した映像、そして、どうやって実現したかを語る言葉ではこれまでにないような心を開いている二人が見られることになるでしょう。非常に生々しくて、深く感動的なものです。リアム・ギャラガーは男らしく謝罪し、問題の原因の多くを受け入れなければなりませんでした」

「ノエル・ギャラガーも大人になりました。最初の数週間は初めてエゴを捨て去った時期と言っていいかもしれません。もちろん、ライヴが近づくにつれてリアムの自信は見違えるように戻ってきました。しかし、スポットライトからひと度離れると、彼は調和を保つことに気を配っていました」

ドキュメンタリーのチームは再結成公演に向けてオアシスの音楽にまつわる思い出もファンから募集している。「世界中の人々にすごく大切な意味を持つオアシスの曲はありますかと訊いてみることにしました。人生を変えるような瞬間、愛、喪失、傷心、自由への一歩といった意味を持つ曲です。どんなオアシスの曲でも、どんな物語でも構いません。教えて下さい」

2009年のオアシス解散以来、疎遠な関係が続いていたノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーだが、サイモン・エメットによるアーティスト写真の撮影で同席する形となっている。情報筋はリアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーが「冗談を飛ばしながら笑っていた」として次のように続けている。「何年も離れていたのに、会えたことは素晴らしいことでした」

オアシスの再結成公演は今後、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることが発表されている。41公演に及ぶ2025年の公演は11月23日にサンパウロで行われる公演で締めくくられる。

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