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ジョーン・ジェットは、バンドメイトであった元ザ・ランナウェイズのジャッキー・フックスがバンドのマネージャーにレイプされ、それをジョーン・ジェットが見ていたとする主張に対して声明を発表した。

ザ・ランナウェイズにおいてジャッキー・フォックスの名で活躍していたジャッキー・フックスだが、当時キム・フォーリーから受けた暴行について、彼女は7月9日に公開された記事のなかで語っていた。そのなかで1975年の大晦日にカリフォルニア州オレンジ・カウンティで行われたライヴの後、当時16才だった彼女がキム・フォーリーにどのように襲われたかを説明している。

今年1月にこの世を去ったキム・フォーリーだが、彼から受けた暴行の詳細について、ジャッキー・フックスは、ライヴ後に彼がバンドのメンバーをクラブ近くのホテルに連れていったとしている。

その後、彼女は大量の鎮静剤を飲まされたという。これについては証言できる目撃者もいるとのことで、その後キム・フォーリーが、パーティーに参加していたクルーメンバーの1人に、彼女とセックスしたいかと言っているのが聞こえたという。その男は誘いを断ったが、彼女は「気付いたら、キム・フォーリーが私をレイプしていたの。周りにいた人たちはそれを見ていたわ」と回想した。

そのなかにはジョーン・ジェットもいたとジャッキー・フックスは主張している。

ジョーン・ジェットはそれを受けてこの主張を否定している。米『ビルボード』誌が入手した声明で次のようにジョーン・ジェットは語っている。「本当に私のことを知っている人であれば誰でも理解してくれると思うけど、もし自分のバンドメイトが暴行を受けているのに気づいていたら、そんなことが起きてるのに側に立っているなんてことはしないわ。70年代にロックのメインストリームへと突き進む若い10代のグループには、奇想天外な関係は確かにあったと思う。でも、こんなことが起こっていたなんて私は気づいていなかった。ジャッキーの話は本当に思いがけないものだったわ。私たちは何十年も話していないけれど、彼女の平穏と回復を願ってる」

バンドの元ベーシストであったジャッキー・フックスは、プロデューサーのドクター・ルークを訴えたケシャや、今もなお続くコメディアンのビル・コスビーに対する性的暴力の告発など、暴行の加害者たちを訴える女性たちに感化され、およそ30年に渡る沈黙を破り、真実を語るに至ったと語っている。

キム・フォーリーは60年代にジーン・ヴィンセントやキッス、アリス・クーパー、レオン・ラッセル、ジョナサン・リッチマン&モダン・ラヴァーズら大物アーティストらと仕事をしたことで有名になっている。

キム・フォーリーの死後、アリエル・ピンクやスカイ・フェレイラなどのアーティストは、彼への敬意を表して称賛しており、アリエル・ピンクが2014年に出したソロ名義のアルバム『ポン・ポン』はキム・フォーリーとの共作となっている。

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