
Photo: Parkwood Entertainment
ビヨンセは未発表音源の入ったハード・ドライヴが盗まれた事件で一人の男性が逮捕されている。
アトランタで行われた4公演の初日より2日前となる7月8日、地元当局は車上荒らしに関する通報を受けたという。CNNによれば、車上荒らしに遭ったのはビヨンセの振付師であるクリストファー・グラントのレンタカーで、公演の準備を進めるために早めに会場入りしていたという。
車内には2つのスーツケースがあり、ビヨンセの未発表音源やライヴの映像プラン、コンサートのセットリスト、機密情報の入ったハード・ドライヴや2台のラップトップも置かれていたという。
当時、地元当局は容疑者に対して逮捕状を発行したが、その名前は公になっていなかった。
今回、米『ローリング・ストーン』誌によれば、アトランタ警察は盗難事件に関連する一人の男性を逮捕したという。
容疑者の名前はケルヴィン・エヴァンスで、8月26日に拘束され、フルトン郡刑務所に収監されている。
容疑者は窃盗または重罪を犯す意図を持って自動車その他の車両に立ち入った罪で逮捕されている。ケルヴィン・エヴァンスは釈放されておらず、警察は「現時点では盗まれた物品は見つかっていない」としている。
地元当局によって公開された通報音声でクリストファー・グラントは次のように語っている。「私のコンピューターが盗まれました。重要な情報が入っているんです。私は高いステータスの人物と仕事をしていて、コンピューターも全部必要なんです」
クリストファー・グラントとシンガーのディアンドレ・ブルーはレンタカーのジープ・ワゴニアから2つのスーツケースが盗まれ、その中には「ミュージシャンのビヨンセに関する個人的な機密情報が入っている」と通報している。
通報記録で2人は車のトランクの窓が割られていたと通報している。
事件報告書によると、その後、現場からは軽い指紋が採取されたとのことで、入手できた情報に基づき、その地域で車両を1台発見している。容疑者に対する逮捕状は7月14日に発行されていた。
クリストファー・グラントは1000ドル相当の衣類、トム・フォードのサングラス、マックブックエアー、アップルのヘッドフォンも盗難被害に遭っている。
BBCニュースによると、警察はマックブックエアーとエアポッズの「探す」機能を使って盗難品の位置を追跡していた。
ビヨンセに関してはリーバイスの新たなコマーシャル映像が公開されており、新しい作品に向けて準備を進めているのではないかという声が上がっている。
最後のワンシーンがファンの間では次のアルバムを予告しているのではないかと見られており、グラム・ロック風のジーンズでバイクに乗って走り去ることから、次回作はロック・アルバムになるのではないかという憶測を呼ぶこととなっている。
2022年、ビヨンセは三部作をリリースすることを発表しており、ダンス・ミュージックの影響を取り入れた『ルネッサンス』、カントリーの影響を取り入れた『カウボーイ・カーター』が既にリリースされているが、三作目はロック・アルバムになるのではないかと推測されていた。
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