グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングが主演を務める映画『ギーザー(原題)』が今年のトライベッカ映画祭で世界初公開されることが明らかになっている。
ニューヨークで今年は4月13日から開催されるトライベッカ映画祭だが、43本の映画が映画祭で世界初公開されることが発表されており、そのうちの1本としてビリー・ジョー・アームストロングの主演作が挙げられている。
映画『ギーザー(原題)』は、10年間パンク・バンドに在籍していた中年男性が郊外に住む父親として現実社会と向き合っていく内容になると伝えられており、『ザ・ジャイアント・メカニカル・マン』といった作品で知られるリー・カークが監督・脚本を手がけている。共演者にはフレッド・アーミセン、セルマ・ブレア、クリス・メッシーナなどの名前が挙げられている。
また、ビリー・ジョー・アームストロングは今年1月、コネチカット州の高校で高校生によるミュージカル『アメリカン・イディオット』の上演が中止になり、検閲だとして抗議の公開書簡をインスタグラムに投稿している。
コネチカット州のエンフィールド・ハイ・スクールの高校生はグリーン・デイのロック・オペラ『アメリカン・イディオット』の上演を計画したが、保護者からの懸念が出たのを受けて、教師たちは上演を中止している。同作には薬物使用やセックスについて描写している箇所がある。
グリーン・デイのフロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングは月曜日、インスタグラムに同校の教育委員会宛ての公開書簡を投稿している。教育委員会はまだ上演中止の決断を下してはいない。
ビリー・ジョー・アームストロングによる声明の全文は以下の通り。
「親愛なるエンフィールド・ハイスクールの教育委員会へ。貴校は生徒による『アメリカン・イディオット』の上演を中止したと聞きました。ブロードウェイで上演した『アメリカン・イディオット』には、若年層に『不向きな』内容が含まれています。しかしながら、高校生ヴァージョンの『アメリカン・イディオット』があり、エンフィールド・ハイスクールが上演しようとしたのはそれだと思います。もし高校生の皆さんが、作品の一部が観客の一部に受け入れ難いかもしれないからという理由で上演を断念させられたのなら、残念なことです。しかし、より深刻な問題は検閲です。この作品は9.11以後の世界における問題に挑んでおり、子供たちに見せるべきものだと信じています。何よりも、我々の歴史についての物語を語るにあたって、創造的になってもらえればと思います。どうか再検討し、生徒の皆さんに驚くべき演劇の夕べを創造することを許可していただきたい。ブロードウェイで『ショウ・マスト・ゴー・オン!(ショウは続けなければならない!』』と言うように……。怒りと愛を込めて。ビリー・ジョー・アームストロング。追伸:貴校が『ライダーズ』と呼ばれていることはとても気に入っています」
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