
Photo: Polydor
ザ・ローリング・ストーンズはキース・リチャーズの息子のマーロンによれば、ニュー・アルバムが「完成間際」だという。
ザ・ローリング・ストーンズは通算24作目のアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』が2023年10月にリリースされている。同作は2005年発表の『ア・ビガー・バン』以来のオリジナル・スタジオ・アルバムとなっており、2025年のグラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞を受賞している。
『ハックニー・ダイアモンズ』には2021年に亡くなったドラマーのチャーリー・ワッツの演奏も収録されており、レディー・ガガ、エルトン・ジョン、ポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダーがゲストとして参加している。
今夏、ザ・ローリング・ストーンズについてはヨーロッパ・ツアーが中止になったことを受けて、ニュー・アルバムを制作していることが報じられていた。
キース・リチャーズの息子であるマーロン・リチャーズは『レコード・コレクター』誌のインタヴューでバンドの現状について訊かれると、次のように答えている。「今はロンドンでレコーディングをやっているんだ」
「西ロンドンのチジックかどこかでやっている。完成間際だと思う。相変わらずランチの後から夜中の2時までとか、とんでもない時間までやっているんだ。そんな夜の時間は別の場所にいたほうがいいね。自分が参加していないと退屈だからね」
ザ・ローリング・ストーンズが具体的に何に取り組んでいるのかと問われると、マーロン・リチャーズは次のように答えている。「アルバムだと思うよ。前作から十分残っていたものがあったからね」
「グラミー賞も受賞したから、士気が上がっているんだ。『よし。もう1枚作れるはずだ。望むんなら、まだまだあるぞ』ってね。次回作をやっているんだと思うよ」
ツアーについてマーロン・リチャーズは「ヨーロッパ・ツアーを計画していると思う」と語っている。ただし、この『レコード・コレクター』誌のインタヴューは今年5月に行われたものとなっている。
今年2月、ザ・ローリング・ストーンズは2025年に予定されていたUK&ヨーロッパ・ツアーの計画がなくなることになったと報じられていた。
『ザ・タイムズ』紙をはじめとした様々なメディアの報道によれば、ザ・ローリング・ストーンズは今年行う予定だったツアーを止めることにしたという。これはトッテナム・ホットスパー・スタジアム公演が難しくなったことを受けてのものだと報じられている。
報道によれば、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドは2025年に別日程で公演を行う複数の選択肢を提示されたが、適切な会場や移動手段、あらかじめ決まっていた活動が絡み合って却下されることになったという。
それもあって新作のレコーディングは西ロンドンにあるメトロポリス・スタジオで行われたと報じられている。新作には『ハックニー・ダイアモンズ』を手掛けたプロデューサーのアンドリュー・ワットが引き続き参加していると見られている。
『レコード・コレクター』誌によれば、マーロン・リチャーズはアニタ・パレンバーグとの間に生まれた長男だという。マーロン・リチャーズはウェスト・ウィッタリングのレッドランズにある父親の自宅近くであるサセックスに住んでいるという。
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