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ブルース・スプリングスティーンはここ数ヶ月の確執を経て、ドナルド・トランプ大統領と同じ会場に居合わせることとなっている。

ブルース・スプリングスティーンとドナルド・トランプ大統領は共にクイーンズにあるアーサー・アッシュ・スタジアムで行われた全米オープン男子シングルス決勝の試合を訪れている。カルロス・アルカラスとヤニク・シナーが対決したこの試合はドナルド・トランプ大統領が訪れたためにセキュリティ・チェックに時間がかかり、試合開始が遅れることとなっていた。

今年5月、ブルース・スプリングスティーンはヨーロッパ・ツアー初日となったマンチェスター公演でアメリカのドナルド・トランプ大統領を批判していた。

ブルース・スプリングスティーンは公演の中で三度にわたってドナルド・トランプ政権に苦言を呈しており、「腐敗して能力のない裏切りの」現政権に言及している。その後、このスピーチを収録したEPとライヴ映像がリリースされている。

それを受けてドナルド・トランプ大統領は自身の「トゥルース・ソーシャル」で次のように述べている。「非常に過大評価されているブルース・スプリングスティーンが外国に行って、アメリカ大統領のことを悪く言っているのを見たよ。彼のことを好きになったことはないし、彼の音楽を好きになったこともないし、彼の急進的な左寄りの政治姿勢も好きじゃない。重要なのは彼が才能ある人物ではないということだ。単なる押し付けがましい不快な嫌な奴だね」

「干からびたプルーンのようなロッカー(彼の肌はすっかり衰えている)は母国に戻ってくるまで口を閉じているべきだ。普通運賃で戻ってくればいい。そして、どうなるか見てみよう」

この投稿にはアメリカ音楽家連盟も言及して、ブルース・スプリングスティーンとテイラー・スウィフトのことを擁護している。

ブルース・スプリングスティーンも現地時間5月17日にマンチェスターのコープ・ライヴで3公演のうち2公演目を行い、ドナルド・トランプ大統領の非難にもかかわらず、毅然とした態度で3分間のスピーチを行っている。すると、ドナルド・トランプ大統領はブルース・スプリングスティーンやカマラ・ハリス元副大統領を支持したミュージシャンについて「大規模な調査」を行うことを要求していた。

その後、ブルース・スプリングスティーンは『ニューヨーク・タイムズ』紙の特集記事でドナルド・トランプ大統領と「最低な」移民政策について批判している。「こんな時代に暮らすことになったのは人生でも初めてだ。75歳だというのにね」

全米オープンでは両者が直接相対することはなかったが、ドナルド・トランプ大統領が国歌と共に場内のヴィジョンに表示されるとブーイングが起こることとなっている。この時の映像はテレビ放送では放送しないように申し送りがあったとされている。

一方、ブルース・スプリングスティーンは『明日なき暴走』の50周年を記念してモンマス大学でサプライズのパフォーマンスも披露している。

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