Photo: Andy Ford for NME

ニーキャップはアメリカ・ツアーがキャンセルとなったことを受けて、生配信でパフォーマンスを行うことが決定している。

ニーキャップは8月20日にウェストミンスター地方裁判所でモ・カラの次の公判が行われることが決定しており、それを受けて8月25日にアメリカ・ツアーがキャンセルとなることが発表されている。

キャンセルの発表時にニーキャップは次のように述べている。「アメリカのファンのみなさんへ、悪いお知らせがあります。9月26日にロンドンで行われる次の公判とアメリカ・ツアーの開始が近く、イギリス政府が魔女狩りを続けているために、10月に予定されていたアメリカでの15公演がキャンセルしなければいけなくなりました」

「来週、アメリカのファンに向けて本当に特別なものを公開する予定です。なので、10月もみなさんと繋がることができるはずです。今はトップ・シークレットですが、来週には明らかになります。御期待ください」

今回、ニーキャップは東部時間10月10日21時(日本時間10月11日午前10時)より「アイルランドのシークレットな場所」から行うライヴを配信することを発表している。このライヴはニューヨークのブルックリンにあるキングス・シアターで上映されることも決定している。視聴価格は15ドルとなっている。

ニーキャップは次のように述べている。「アメリカのフェニアン、世界中のフェニアンへ。10月10日にアイルランドからダイレクトで生配信をやるよ。イギリスの魔女狩りによって全米の数万人のファンの前で演奏できなくなったことを許すわけにはいかない。だから、アイルランドのシークレットな場所から特別なライブをお届けすることにしたんだ」

「10月10日はライヴ以上のものになるから参加してくれ。これは反抗と連帯のために共に立ち上がる瞬間なんだ。東部時間10月10日21時から配信するよ。ブルックリンのキングス・シアターでも上映される。全部生配信で、私たちを黙らせようとする者たちによる検閲は一切ないんだ」

「ニューヨークのファンはブルックリンのキングス・シアターに集まることができる。コンサートの模様はこの歴史ある会場に設置されたステージ上の巨大スクリーンで上映される。チケットをお持ちの方には、入場時にイベントのスクリーンプリントされた限定ポスターを配布するよ。特設マーチャンダイズ・スタンドも設置される予定で、サポート・アクトは今後発表になる」

今年5月、モ・カラは昨年11月のロンドン公演でヒズボラの旗を掲げたことでテロ犯罪で起訴されている。モ・カラは今年6月の法廷で次回公判まで無条件保釈で釈放されていた。

モ・カラの弁護団はテロ容疑の訴追が期限を過ぎて提起されたとして、この訴訟の棄却を求めている。弁護団は同容疑の訴追は6ヶ月の期限を1日過ぎてから提起されたと主張している。しかし、検察側は訴追は期限内に提起されたと主張している。

今年5月、ニーキャップはモ・カラの起訴を受けて罪状を「否定」しており、「自分たちを猛烈に弁護していく」と述べている。「これは政治的な取り締まりだ。これは関心をそらすためのカーニバルだ。自分たちが論点などではない。大量虐殺が問題なんだ」

ニーキャップはハマスやヒズボラを支持しているという説に対して否定しており、個人に対する暴力を煽動しているわけでもないと述べており、映像は「意図的に文脈から切り離された」ものだとしている。

2回目の公判後、モ・カラは集まった支援者たちに感謝の意を表して、次のように語っている。「この件は自分だけに留まることじゃないのは、みんな分かっているでしょう。ニーキャップに留まるものでもありません。これはパレスチナと私たちの問題であり、真実から目を逸らすためのものなのです」

「残念ながら、分かっている通り、今日メディアで報じられることになるでしょう。一方、同じタイミングでイスラエルはジェノサイドを行っているのです」とモ・カラは続けている。「だから、みなさんはパレスチナについて、パレスチナの解放について語り続けてください。来てくれて、ありがとうございます」

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