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ニーキャップはオービタルのポール・ハートノルとのコラボレーションによる新曲“Sayōnara”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

新曲“Sayōnara”は先日リリースされていた“The Recap”と共にダブルA面の12インチとしてリリースされる。“The Recap”は2025年のグラストンベリー・フェスティバルで“Sayōnara”と共に初披露されている。

ワッツ・アップのグループでファン限定でリリースされたグリーン・ヴァイナルの限定盤は既に完売しているが、ブラック・ヴァイナルは10月10日にリリースされる。

“Sayōnara”のミュージック・ビデオはこちらから。

フィン・キーナンが監督した“Sayōnara”のミュージック・ビデオには『デリー・ガールズ 〜アイルランド青春物語〜』でミシェル・マロン役を演じているジェイミー・リー・オドネルが出演している。ビデオは彼女が仕事に追われ、苛立ちを募らせるデスクワーカーを演じ、「Free Mo Chara」と書かれたバンで退屈なオフィスから逃げ出すものとなっている。

ジェイミー・リー・オドネルはミュージック・ビデオの撮影について「最高の時間」だったと語っている。

「この曲が圧倒的なバンガーであるだけでなく、強烈でありながら陶酔的な映像は、間違いなく記憶に残るだろう。フィン・キーナン監督のクリエイティヴィティとヴィジョンが、私たち全員が本当に特別なものを生み出すための素晴らしい環境を作り出してくれた。特に、私は元々ニーキャップの音楽の大ファンであり、彼らの作品全体をリスペクトしているので、このプロジェクトに参加するよう依頼されたことを大変嬉しく思っている」

フィン・キーナン監督はミュージック・ビデオの「激しさ」は狂乱の夜遊びの余韻を反映することを意図したものだと述べている。

「バンドとの話し合いを通して、ベルファストのレイブの歴史にも触れたいと思ったんだ。90年代、レイブは単なるパーティーではなく、抵抗の行為であり、カトリック教徒とプロテスタント教徒が共に踊り、危険でありながらも重要な空間だったんだよ」

「その精神こそが、ジェイミー・リー・オドネルが改造されたランドローバーを運転して街中を駆け抜けるシーンの原動力となっている。まるでレイブのパイド・パイパーのように、芸術、音楽、そして創造性は、しばしば物理的な壁よりも強固な比喩的な壁を打ち破ることができるという考えを広めているんだよ。抑圧された怒りやフラストレーションは、憎しみに変わるのではなく、ダンスを通して解放されるんだ」

ニーキャップは8月30日にアイルランドのリーシュで開催されたエレクトリック・フェスティバルに出演しており、主催者のメルヴィン・ベンはイスラエル批判とパレスチナ支持で注目が集まっているニーキャップについてパフォーマンスが検閲されることはないと語っていた。

そのステージでニーキャップはアイルランド政府がイスラエルによる「ジェノサイドに加担している」と批判しており、「ガザの人々は飢え死にさせられようとしている」というメッセージをスクリーンに映し出している。

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