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フー・ファイターズの元ドラマーであるジョシュ・フリーズは自身の脱退について語り、フー・ファイターズについて「共鳴できる音楽ではなかった」と語っている。

今年5月、フー・ファイターズはジョシュ・フリーズと袂を分かつことになったとして、ジョシュ・フリーズは「ショックだったし、落胆した」と述べている。ジョシュ・フリーズはテイラー・ホーキンスが2022年3月に亡くなったことを受けて、2023年からツアー・ドラマーを務めていた。

今回、ジョシュ・フリーズは『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューで自身の脱退について語っている。「振り返ってみると、おそらくマネージメントとの間に問題があったんだと思う」

現在のフー・ファイターズに対する気持ちを訊かれると、ジョシュ・フリーズは次のように答えている。「自分が共鳴できる音楽ではなかった」

ジョシュ・フリーズは2年間の在籍期間は非常にプレッシャーのかかる状況だったと続けている。「デイヴ・グロールのドラマーとして加入したわけだからね。愛されてきたテイラー・ホーキンスが亡くなった後、窮地を救う人物とされていたんだ。ずっと全力で取り組まないといけないと思ったよ」

ジョシュ・フリーズの脱退以降、誰がフー・ファイターズに参加するのかは憶測を呼ぶこととなり、テイラー・ホーキンスの息子のシェーンや、サウンドガーデン/元パール・ジャムのマット・キャメロンといった名前が挙がっていた。

しかし、今年7月にフー・ファイターズの新ドラマーとしてナイン・インチ・ネイルズのイラン・ルービンを起用することが報じられている。ナイン・インチ・ネイルズはイラン・ルービンが離脱することを認めており、ジョシュ・フリーズの写真と共に「さあ行こう!」とソーシャル・メディアに投稿している。

『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、イラン・ルービンがフー・ファイターズに参加するため脱退したのを受けて、ジョシュ・フリーズはナイン・インチ・ネイルズから声をかけられたという。このドラマーの交代劇についてジョシュ・フリーズは「信じられなかったよ」と語っている。「でも、アイラン・ルービンは驚異的なドラマーにしてミュージシャンだからね。ライヴは完璧にやってのけると思うよ」

ジョシュ・フリーズは脱退の発表時に次のように述べている。「フー・ファイターズが月曜日に電話をくれて、ドラマーと違う方向に進むことを教えてくれた。理由は教えてもらえなかった。とはいえ、この2年間はステージでもそれ以外でも楽しかったし、彼らがバンドにとってベストだと思うことなら何でも支持するよ」

その後、ジョシュ・フリーズはバンドと袂を分かつことになった10の理由について冗談めかして列挙しており、「ツアーで1週間ずっと“My Hero”を口笛で吹いていたことがあった」、「リハーサルの度に20分間カウベルによる音の洪水を要求した」といった項目を挙げている。

ジョシュ・フリーズがナイン・インチ・ネイルズに参加するのは二度目となっており、2005年から2008年まで参加していた。その後はイラン・ルービンがドラマーを務めていた。

ジョシュ・フリーズはナイン・インチ・ネイルズへの復帰について次のように述べている。「2008年末にナイン・インチ・ネイルズを離れたことは、これまでで最も難しい決断の一つでした。当時、妻は3人目の子供を妊娠しており、ツアー生活から離れて家族と過ごす必要があると分かっていました。ナイン・インチ・ネイルズは、毎晩ステージを降りるたびに『信じられない。俺たちはやってのけたんだ』と思わせてくれるバンドでした。それは単なる感情ではなく、確信でした。公演後に感じるあのレベルの熱量、誇り、そして満足感は、他では滅多に味わえないものです」

「今回、トレント・レズナーやクルーとのツアーに戻ることになり、毎晩彼らが全力を発揮できるようサポートできることをものすごく楽しみにしています。もう一度、あのエネルギーの一部になれることは最高です。これからの6週間、ライヴを観られる機会があったら、忘れられないものになることを約束します。ぜひそこでお会いしましょう」

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