メルヴィンズのフロントマンであるバズ・オズボーンは、デイヴ・グロールがメルヴィンズとのコラボの予定を「オスカーやら何やらで忙しすぎる」という理由でキャンセルしたことについて酷評している。
メルヴィンズは6人の異なったベーシストが参加したニュー・アルバム『ベースズ・ローデッド』をリリースすると発表している。アルバムには、元ニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォゼリックも参加している。
米『ローリング・ストーン』誌にバス・オズボーンが語ったところによると、もともとはデイヴ・グロールが一緒にやろうと持ちかけたにも関わらず、すっぽかしたのだという。
バズ・オズボーンは次のように説明している。「ニルヴァーナが(ハリケーン・サンディ・ベネフィットで)ポール・マッカートニーとやる前に上がった話だったんだよ。デイヴ・グロールは、俺たちとニルヴァーナの曲を全部やりたいと言っていた。彼はニルヴァーナの曲をメルヴィンズとやりたいって、そしてジーザス・リザードのデヴィッド・ヨウをシンガーとして迎えたいって言っていたんだ」
「それでクリス・ノヴォゼリックはやってきて、リハーサルを始めたんだけど、来る予定だったデイヴはやって来なかった。完全にすっぽかしやがった。彼のアイデアだぜ? 感心できる話じゃないだろ? 俺は色々なことを喜んでやるけど、電話の前で頭にカーラーを巻きながらデイヴ・グロールから電話をかかってくるのを延々と待ち続けるなんてできないね。 彼が、すっぽかした時点でもうお終いだ。なんだっていいさ。もうそれ以上俺にできることはないだろ。だから、俺たちは、クリスがいる間に何かしらレコーディングをしたんだ」
「そもそも、デイヴはもともと俺とは話していないんだ」とバズ・オズボーンは続けている。「デイヴはもともとクリスに話していたんだ。俺たちは、クリス、デイル、デヴィッド・ヨウとリハーサルをしていた。デイヴは来るはずだったのに一度も現れなかった。俺は『クリス、奴の家に行ってみようぜ。どこに住んでいるのか知っているんだろ』ってね。彼は行きたがらなかった。それで次に俺が知ったときには奴らはポール・マッカートニーといろいろやってやがったんだ」
「俺はそんなこと、誰に対してもしないぜ? もし俺が何かアイデアを出して、そのアイデアのために人々が来てくれたとしたら、貴重な時間だと感謝する。クリスはわざわざやってきてくれたけど、こんなの俺だったら絶対にやらないさ。だけど、デイヴはオスカーとかその他のことに忙しすぎると言ったんだ」
一方で、バズ・オズボーンは米『ローリング・ストーン』誌にクリス・ノヴォゼリックとのコラボについても語っている。「素晴らしい曲だよ。俺たちが今までやったことがないようなものができた。かなりイケてると思う。また彼と一緒にやりたいね。だけど、正直言うと彼は俺にとってはちょっとミステリーだな。彼らとは少し疎遠になってしまっているから、これだけ一緒にやれて本当にラッキーだったよ」
「クリス・ノヴォゼリックがアルバムに参加してくれたのはそんな理由からだ。デイヴとニルヴァーナの曲のリハーサルをやるので忙しかった、なんてことは結局起こらなかったんだ。ありがとう、デイヴ。本当に感謝しているよ」
『ベースズ・ローデッド』は6月3日にイピキャク・レコーズから発売される予定だが、4月1日には、ゴッドヘッドサイロのマイク・クンカとコラボした幻のアルバム『スリー・メン・アンド・ア・ベイビー』がサブ・ポップからリリースされる。
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