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デフトーンズのフロントマンであるチノ・モレノはオアシスの功績について語り、リアム・ギャラガーに賛辞を寄せられた時のことを振り返っている。

チノ・モレノは通算10作目となるニュー・アルバム『プライベート・ミュージック』のリリースに際して『NME』のインタヴューに応じている。5年ぶりとなる新作からは“my mind is a mountain”、“infinite source”、“milk of the madonna”といったシングルがリリースされている。

チノ・モレノは結成から30年以上を経て、バンドが新しいファンを獲得していることについて当然のこととは思っていないけれども、若い世代に向けて曲を書いたわけでもないと語っている。

「たとえ『みんなに喜んでもらえるものを作らなきゃ』と考えたとしても、自分たちにそれを実現するフォーミュラがあると考えるのは、自分たちを欺くことになると思う」とチノ・モレノは語り、新しいファンを獲得している理由について次のように続けている。「答えは分からない。いい曲を書いていて、それを時の試練にも耐えて、世代を超えているからと考えたいけどね」

チノ・モレノは現在再結成公演で盛り上がりを見せているオアシスを引き合いに出して次のように語っている。「傲慢になることなく言えるとしたら、オアシスもそうだよね。だからこそ、彼らのライヴには幅広い層が訪れているんだと思う」

「彼らは素晴らしい曲を書いている。自分たちが彼らほど素晴らしい曲を書いていると言っているわけじゃない。でも、カタログを聴いていったら、時代を超える曲というのがいくつかあるんだ」

チノ・モレノは次のように続けている。「いろんな世代が僕らのやっていることを気に入ってくれている。ステージに立った時、見渡してみて、新しい顔も見知った顔もいると刺激を受けるんだよ。こんなことになるなんて、僕らの誰も予想していなかったことだと思う」

チノ・モレノは2025年のツアー・マーチャンダイズであるアディダスによるオアシスの黒のサッカー・ユニフォームを着て、『NME』の取材の場に現れ、リアム・ギャラガーが彼についてツイートした時のことを振り返っている。

あるファンがリアム・ギャラガーとチノ・モレノが一緒に写った写真を投稿して、「チノ・モレノと会った時のことは覚えていますか? 二人ともすごくビューティフルですよね」とツイートすると、リアム・ギャラガーは「He’s a dude」と応じている。

このツイートについてチノ・モレノは次のように語っている。「どういう意味か、パブリシストに訊かなければならなかったよ。『いい意味なの? 悪い意味なの?』ってね」

賛辞だと言われたチノ・モレノは冗談めかして次のように語っている。「最高だよね。気に入ったよ」

2010年発表の『ダイヤモンド・アイズ』、2012年発表の『恋の予感』を手掛けたニック・ラスクリネクスをプロデューサーに迎えたデフトーンズのニュー・アルバム『プライベート・ミュージック』はカリフォルニア州のマリブやジョシュア・トゥリー、テネシー州ナッシュヴィルでレコーディングされている。

デフトーンズはファントグラム、アイドルズ、ザ・バーバリアンズ・オブ・カリフォルニアといったサポート・アクトを迎えて、北米ツアーに乗り出している。

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