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マストドンのギタリストであるビル・ケリハーは亡くなった元ギタリストのブレント・ハインズについて初めて自身の思いを述べている。

先日、マストドンを脱退したブレント・ハインズは8月20日にバイク事故で亡くなっている。享年51歳だった。

音楽界からは多くの追悼の声が寄せられており、マストドンも亡くなってから初となるライヴで「私たちにとってとても特別な人物を亡くした」と述べている。

今回、ビル・ケリハーはブレント・ハインズについて自身の思いをソーシャル・メディアで表明している。

「今週は自分の感情を抑えるのが難しかった」とビル・ケリハーはインスタグラムで述べている。「どの間柄でもそうだけど、いい時も悪い時もあった。25年前、ヴァンの中で初めて殴り合ったあの日から、これだけのことを成し遂げてきた。こんな形で君が奪われるなんて思っていなかった。唯一無二のギターの途轍もない魔術師を失ったんだ」

「君といることで多くのことを教わった。君はブラザーだ。私たちはファミリーだった。君は飼い慣らすことのできないワイルドな男だった。羽根でボウリング・ボールを割ることもできた。君は完璧じゃなかったが、いつもダーティ・Bだった。さすらいの/ジプシーの/ワイルドな子どもたちは音楽を通して生き続ける。クレイジーなマニマルのことが惜しまれるよ」

一方、ドラマーのブラン・デイラーはソーシャル・メディアでブレント・ハインズ在籍時の写真や映像を投稿している。

ツアー・キーボーディストのジョアン・“ラスタ”・ノゲイラもインスタグラムでブレント・ハインズと一緒だった頃を振り返り、最後に会った時にブレント・ハインズは「問題を抱えていた」と述べている。「自分自身の存在の重さに押しつぶされそうで、ついていけない場所まで私を連れて行こうとしていたんだ」

今年3月、ブレント・ハインズとマストドンは25年の在籍期間を経て、袂を分かつことになっていた。当時、バンドは次のように述べていた。「私たちが共有してきた音楽と歩みは深く誇りに思うもので、感謝しています。今後の歩みにおける彼の成功と幸せを何よりも願っています」

ブレント・ハインズはマストドンの脱退後、当初考えられていたほど友好的なものではなかったことをオンラインで示唆していた。ブレント・ハインズはバンドメンバーを「最低の人間」と評し、バンドを脱退したのではなく、「追い出された」と述べている。

ビル・ケリハーはブレント・ハインズの脱退について次のように語っている。「結婚みたいなもので、離れていくこともあるし、他のことに関心が移ったりもする。ブレント・ハインズが自分の夢を追うことについては前途を願っているよ。4人で25年もやってこられたのはすごいことだと思うからね」

マストドンはブレント・ハインズがハーレーダビッドソンに乗ってBMWのSUVと衝突して亡くなったことを受けて次のように述べている。「私たちは計り知れない悲しみの中にあります……昨夜、ブレント・ハインズが悲劇的な事故のために亡くなりました」

「胸を痛めていますし、ショックを受けています。多くの成功や節目、多くの人の心に触れた音楽の制作を分かち合ってきたクリエイティヴな人物を失ったことを受け止めようとしています。ブレント・ハインズの家族、友人、ファンにお悔やみを申し上げます。この困難な時期は全員のプライバシーに御配慮いただければと思います」

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