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3月5日にロサンゼルスのエル・レイ・シアターでライヴを行ったジョニー・マーは、ライヴのなかでアメリカ大統領選の共和党候補者であるドナルド・トランプについて言及している。

ライヴは、2013年にリリースしたファースト・ソロ・アルバム『ザ・メッセンジャー』と、2014年リリースのセカンド・アルバム『プレイランド』の楽曲をはじめ、エレクトロニックの“Getting Away with It”や、今年のレコード・ストア・デイでもリリースされるデペッシュ・モードの“I Feel You”のカヴァー、そしてザ・スミスの楽曲が披露されるものとなったという。

ジョニー・マーはライヴの終盤、入国の手続きで戸惑ったことを明かしている。「もうちょっとでライヴをできないところだったんだ。入国がおかしな感じだったんだよ。先週、大使館が僕のパスポートを持っていてね。僕はテレビでドナルド・トランプについて話してたんだ。彼が億万長者のファシストだと言ったんだよ」

そして、さらにこう続けている。「問題なかったんだけどね。それで、次の日、テレビ局がちょっとだけ再放送をしたんだ。そのなかで、僕は(ドナルド・トランプが)頭にオムレツが乗ってるように見えるって言ってね。そしたら、大使館が僕のパスポートを渡そうとしなかったんだよ。偶然かな? 僕はそう思わないけどね」

ジョニー・マーは昨年のマンチェスターでのライヴでも政治的発言を行っている。

同じ日にマンチェスターで保守党大会が開催されていたのを受けて、キャメロン首相の障害者基金削減政策に対して「冷酷」と発言している。英国保守党は障害者手当を週30ポンド減らす計画を立てていた。

「あなたも今ちょうど俺たちの街に来ているみたいだから、ひとつうかがいたいんですがね。あなたの政策のおかげで、南マンチェスターにあるブレントウッド障害者学校で、16歳から19歳の自閉症の子供たち向けのスクール・バスが廃止されたんですが、なぜでしょうか? 自閉症の女の子が毎日公共のバスで学校に通わなきゃいけないのが、どんなことなのかおわかりですか?」

さらに、次のように続けている。「冷酷な話ですよねえ。公平じゃない。労働党だろうが、保守党だろうが、マンチェスターでこんなことが起きてほしくないですね。ここでこんなことしちゃダメだ、キャメロンさん。俺たちは公平なマンチェスター人ですからね」

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