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カニエ・ウェストは3月5日にロサンゼルスでパパラッチのインタヴューに答えていることが報じられたが、そのなかでデッドマウスを激しく非難している。

最新のコメントのなかでカニエ・ウェストは、ネズミの頭をしたDJについて「海賊版ソフトウェア」を使うことについて「偽善的」だとし、その行為自体を認めている。これはカニエ・ウェストが「違法ソフト」を使用しているように見えるツイッターの投稿を行ったのを受けて、デッドマウスとカニエ・ウェストの間で1週間にわたるツイッター上での口論を受けてのものとなっている。

米『ビルボード』によれば、カニエ・ウェストはロサンゼルス国際空港でパパラッチのインタヴューに答え、本名をジョエル・ジマーマンというデッドマウスとの騒動について自身の意見を明らかにしている。

「あれは明らかに俺のコンピューターじゃないんだ」とカニエ・ウェストは語っている。「スタジオであの写真を撮ったんだけど、みんなは『アップしちゃダメだ!』とかって感じでね。でも、俺は『上げちゃおうぜ』って感じだったんだ」

「デッドマウスとのことを見ても分かる通り、現実問題として音楽業界にもそういう人はいると思うんだ。デッドマウスだって以前は実際に使っていると言ってたんだからね」と、カニエ・ウェストはデッドマウスの2013年のツイートに言及している。

デッドマウスによる2013年のツイートはこちらから。

カニエ・ウェストのインタヴュー映像はこちらから。

デッドマウスは、カニエ・ウェストが音楽作曲ソフトを違法にダウンロードしているツイートを投稿したのを受けて、公の場で批判していた。

デッドマウスは、後日、トリミングして拡大した画像と共に反応しており、ソフトウェアの「Serum」をトレント・ファイルでダウンロードするタブを示している。「Serum」はXfer Recordsが製作している音楽作曲ソフトウェアで、このレーベルはデッドマウスとの共同設立となっている。

デッドマウスは次のようにツイートしている。「何なんだよ、@kanyewest…… Serumを買う余裕がないってか? チンコ野郎」「@kanyewestがSerumを買えるようKickstarterを始めよう……」「彼には200ドルってちょっとした融資が必要だけどね #prayforyeezy」

また、カニエ・ウェスト陣営は「ピッチフォーク」に対して問題のパソコンは彼のものではないと発表している。あのツイートは最新作『ザ・ライフ・オブ・パブロ』の海賊盤が流行していることに言及した冗談を意図したものだとしている。

カニエ・ウェストとデッドマウスは、ともにジェイ・Zによる新音楽サービス「タイダル」の共同オーナーになっている。両者は昨年行われた「タイダル」の記者会見に揃って出席している。

カニエ・ウェストは2月14日に最新アルバム『ザ・ライフ・オブ・パブロ』をリリースしているが、すでに次のアルバム制作に取りかかっており、タイトルは『ターボ・グラフィックス 16』になると報じられている。最近では、プロデューサーであるマイク・ディーンやコラボレーターであるキッド・カディらと共にスタジオで写る写真が公開されている。

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