AC/DCのヴォーカリストであるブライアン・ジョンソンが、完全な聴力損失の危険性を受けてバンドの北米ツアー日程を延期することを発表している。
延期が発表されたのは、3月8日に予定されていたアトランタ公演から4月4日にマディソン・スクウェア・ガーデンで予定されていたニューヨーク公演までの10公演で、バンドのオフィシャル・サイトによれば「おそらくゲスト・ヴォーカリストを迎えて」今年のどこかで再度日程が発表されるという。
ブライアン・ジョンソンは医師から「ただちにツアーをストップさせるか、さもなくば完全な聴力損失の危険性がある」と診断されたとのことで今回の延期を発表している。
AC/DCのフロントマンであるブライアン・ジョンソンは、昨年引退の可能性について語っていた。
『ザ・モーニング・サン』に語ったところによると、彼は最新作『ロック・オア・バスト』でが最後となる可能性があると認めているという。
「分かっていると思うけれど、引退ってものは避けられないものなんだ。優秀なフットボールやアイスホッケーの選手だって、辞めたくはなくても、残念なことにいつかは終わりにしなければいけない時がくる」とブライアン・ジョンソンは語っている。「これは俺たちにずっと付きまとうことで、嫌だということもできないし、今後可能性がないとも言い切れない」
彼はさらにこう続けている。「これは覚えていてほしいんだが、AC/DCのメンバーたちは本当のところ、こうして成功し続けてきたことにいつも驚いているんだ。意識して何かしてるわけじゃない。実際に特別なことをしてるつもりなんてないけど、ただ毎晩100パーセントを出し切って演奏して、持てる力のすべてを注いでるだけなんだ。これが成功の秘訣だっていうなら、次にも伝えていきたいね」
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