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エアロスミスのギタリストであるジョー・ペリーは新たなツアーへの期待に水を差し、スティーヴン・タイラーはツアーを「できない」し、「やりたいとも思っていない」と語っている。
エアロスミスは昨年8月、スティーヴン・タイラーの声帯の深刻な損傷のためにツアーから引退することを発表している。
最後のライヴは2023年9月にニューヨーク州エルモントにあるUBSアリーナで行われた公演だったが、ツアーは3公演しか行われなかった。
現在、バンドのツアー活動は完全に中止されているが、その後も時折ライヴは行われており、スティーヴン・タイラーは今年2月にチャリティ・イベントでステージ復帰を果たしており、“Walk This Way”、“Dream On”、“Sweet Emotion”といったエアロスミスの名曲を披露している。4月にも似たようなイベントでスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーは2年ぶりに共演を果たしている。
スティーヴン・タイラーは7月5日にバーミンガムで行われたオジー・オズボーン/ブラック・サバスの最後のライヴにも出演を果たしている。
オジー・オズボーン/ブラック・サバスの最後のライヴでスティーヴン・タイラーは、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッド、エクストリームのヌーノ・ベッテンコートがギターを、クワイエット・ライオットのルディ・サーゾがベースを、ブリンク182のトラヴィス・バーカーがドラムを担当して、“Train Kept A Rollin”を演奏している。
その後、トラヴィス・バーカーに代わってレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスがドラムを担当して、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンやサミー・ヘイガーと共にエアロスミスの“Walk This Way”、レッド・ツェッペリンの“Whole Lotta Love”を演奏している。
今回、ジョー・ペリーはエアロスミスの完全復活への期待に水を差しており、たまに公演を行うことはあるかもしれないが、ツアーが発表される可能性は低いと語っている。
「エアロスミスの公演はまだあるはずだよ」とジョー・ペリーはWBURに語っている。「ドキュメンタリーを作ることについて話をしているんだ。もしかしたら、その一環になるかもしれない。スティーヴン・タイラーとはだいぶ一緒に過ごしたけれど、彼はツアーをやりたいとも思っていないし、できないんだ」
「つらいよね。ツアーに出て、もう一度40都市のツアーをブッキングしたいなんて思わない。長い道中になるし、それを続けるのって疲れるんだよね。特にエアロスミスのツアーはね」とジョー・ペリーは続けている。
先日、ジョー・ペリーはシリウスXMのエディ・トランクとのインタヴューでツアーを行う可能性について話をしていると語っていた。
「少なくとももう1回、エアロスミスのライヴはあると思っているよ。セットリストをまとめるのは大変そうだけどね。でも、分からない。様子を見てみるしかない」
ジョー・ペリーはジョー・ペリー・プロジェクト名義で今夏に北米ツアーを行っている。ツアーは8月13日にフロリダ州タンパで行われた公演から始まっており、9月17日にロサンゼルスで行われる公演まで、10公演が開催される予定となっている。
一方、エアロスミスのベーシストであるトム・ハミルトンは新バンドであるクローズ・エネミーズの活動を続けている。
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