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ダリル・ホールとジョン・オーツは激しい法廷闘争を繰り広げていたが、非公開で仲裁されたことが明らかになっている。
ホール・アンド・オーツは2023年11月にジョン・オーツが合弁会社の株を売却しようとしたことを受けて、ダリル・ホールが訴訟を起こしており、法廷闘争に発展していた。ダリル・ホールはジョン・オーツが合弁会社の株を「不意打ちで」売却しようとしていると主張しており、ジョン・オーツはその主張を「不正確なもの」と述べていた。
米『ローリング・ストーン』誌が入手した声明でダリル・ホールの弁護士は訴訟について「仲裁で解決されました。仲裁の最終判決が下されたことを受け、原告は同時に裁判所に訴訟の自主的な取り下げを申し立てることになります」と述べている。
仲裁の詳細は明らかにされておらず、いつ確定したのかも明らかになっていないが、ダリル・ホールの弁護士は現地時間8月12日にナッシュヴィルで状況報告書を提出している。
2023年の訴訟でダリル・ホールはジョン・オーツが同意なしに事業の一部を売却しようとしたことで「完全に秘密裏による悪意のある行動」を取ったと主張していた。また、ダリル・ホールは1ヶ月に及ぶツアーに出発するわずか2日前に、株式の半分をプライマリー・ウェーブに売却する契約について知らされたと述べている。
ダリル・ホールはプライマリー・ウェーブの「ビジネスモデル」に合意できず、売却はホール・オーツ・エンタープライズの商標、個人名、ロイヤリティ、オンライン資産に「想像を絶する」損害を与える可能性があるとして売却に反対している。
法廷闘争が続く中でダリル・ホールとジョン・オーツは再結成は二度とないと否定しており、今年3月にダリル・ホールは「あの船は海の底に沈んでしまったんだ」と語っていた。
一方、ジョン・オーツは2023年12月に二人の関係について振り返り、ホール・アンド・オーツのカタログは「時の試練に耐える」と信じているものの、自分は「前に進むことにした」と語っている。
ジョン・オーツは再結成についても否定しており、パートナーシップの正式な終了日があるかと問われると次のように答えている。「ダリル・ホールにも同じ質問をしてみてよ。でも、あったよ。僕としては前に進むことにしたんだ。クリエイティヴな人生に新たな息吹が吹き込まれたような気がしているよ」
ジョン・オーツはダリル・ホールとの友人関係を続けることに「前向き」だとして、「素晴らしい人物」と評している。「彼は史上最高のソングライターの一人だよね。間違いなく史上最高のシンガーの一人でもある。彼について否定的なことを言うつもりはないよ」
「でも、僕らは人生に対して別の戦略があって、ビジネスの面でも私生活の面でも別の戦略がある。それでいいんだ。僕らは歳も取ったしね。やりたいことはなんでもできる立場にあるんだよ」
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