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フレディ・マーキュリーの「隠し子」を自称する女性はフレディ・マーキュリーに近い人物らから懐疑的な声が寄せられるなかで取材に答えている。

『ラヴ、フレディ:フレディ・マーキュリーズ・シークレット・ライフ&ライヴ』と題された伝記は9月の刊行が予定されており、1976年に親友の妻との情事で期せず子どもを授かることになったという内容が含まれたものとなっている。

本書は現在48歳で「B」という名前で表記されたこの女性とレスリー=アン・ジョーンズの共著となっている。「B」は本書がフレディ・マーキュリーが1991年に亡くなる直前に託した17冊に及ぶ手書きの日記に基づいたものだと述べている。

本書は今年5月にその概要が発表されたが、フレディ・マーキュリーに近い人物らからは「B」の主張について懐疑的な声も上がっている。

元々交際していて、近い友人であり、「B」の出生時に一緒に暮らしていたメアリー・オースティンは次のように語っている。「フレディは愉快でオープンな人でした。そんなに面白い出来事を私や近い人物に秘密にしたがって、それができたとは想像できません」

「実のところ、私はそのような秘密を守る立場にありません」とメアリー・オースティンは続けている。「子どものことも、日記のこともまったく知りません。フレディがもしも私が一切知らずに子どもを作っていたとしたら、驚くべきことです」

クイーンのギタリストであるブライアン・メイはこの件に関して「中立」の立場を保ちたいと述べているが、妻のアニタ・ドブソンは「B」の主張を「フェイク・ニュース」と評している。

今回、「B」は『デイリー・メール』紙に対してメアリー・オースティンの発言に「ショックを受けている」と語っている。「まだ本を読んでいないのに、彼女はあのような発言をしました。私にはどうしてなのか理解できません」

「B」は父のフレディ・マーキュリーと「とても親密で愛情深い」関係にあったとして「大切な宝物のように」扱ってくれたと述べている。

「父のことを全世界に公開したくありませんでした。死後、父への中傷や誤った認識、そして父は今やみんなのものだという思いと共に生きていくことを学ばなければなりませんでした」

「世界中のファンがフレディの死を悼むなかで、私は父親の死に涙して、悼んでいました」と「B」は続けている。「15歳には簡単なことではありません。私は父なしで大人になりました。私には家族のためだけの父親が必要でした。どうしてこれまでに話すことができたでしょうか?」

伝記の共著者であるレスリー=アン・ジョーンズは「B」の主張にはDNA鑑定による証拠があることを示唆している。「必要な検証は完了しており、弁護士も関わっていますが、これらの手続きは非公開で行われていますのでご安心ください」

フレディ・マーキュリーは1991年にエイズによる気管支肺炎で亡くなっている。

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