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ポール・ウェラーは新たなインタヴューでオアシスの再結成公演を観に行かない理由について語っている。
ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーは7月4日・5日に行われたカーディフ公演から再結成公演をスタートさせており、キャストとリチャード・アシュクロフトをサポート・アクトに迎えて、16年ぶりに共演を果たすこととなっている。
今回、BBCラジオ2のジョー・ワイリーの番組に出演したポール・ウェラーはオアシスの再結成公演は「観に行っていないんだ」と語っている。
「大規模な公演はそれほどファンじゃないんだよね。数週間か、数ヶ月前にノエルに『ウォーミング・アップ公演はやるの?』と訊いたんだけど、やらないということでね。小さな会場とかだったら観に行っていたと思う。でも、大規模な公演は好きじゃないんだ。誰がやるかに関係なくね」
ポール・ウェラーは次のように続けている。「最前列にでもない限り、どこに座っても関係なくなってしまう。結局はスクリーンを観るだけなんだ。自分にとってはそれだと台無しなんだよ。誰が演奏して歌うにせよ、その人を観たいんだ」
ポール・ウェラーはオアシスの再結成が「大きなカルチャーとしての瞬間」になったことはノエル・ギャラガーのためにも喜んでいると語っている。
「彼についてはどんなことになっているかは知っているだろ。大変なことになっているよ。ノエルにも大きなカルチャーとしての瞬間になると言ったんだ。だって、通りで話した多くの人が必ずしもオアシスのファンとは思えない人たちだけど、みんなコンサートに行ってるんだ。これは大きなカルチャーとしての瞬間だし、永遠に記憶に残ると思うよ」
「今、オアシスのようなギター・ミュージックのバンドはそんなに多くない。UKからは特に思い浮かばないし、フォンテインズD.C.もUKではないしね。きっと若いリスナーたちは90年代みたいなものを求めているんだと思うよ」
ポール・ウェラーは7月25日にカヴァー・アルバム『ファインド・エル・ドラド』をリリースしている。
アルバムについては「感情と音楽のDNAの地図」と評されており、ポール・ウェラーが「長い間心の奥底に眠っていた曲を、新鮮な意味と畏敬の念を込めて再解釈した」ものになっているという。
アルバムの説明文では次のように述べられている。「これらの曲は彼の内面世界を形成してきました。そして、今回、ハンナ・ピール、デクラン・オルーク、ロバート・プラント、セック・ケイタ、アメリア・コバーン、ノエル・ギャラガーとの素晴らしいコラボレーションや親密なアレンジを織り交ぜながら、それを伝えることにしたのです」
「ここで描かれるのは最も内省的なポール・ウェラーであり、彼を形作った音楽の貴重な一面をリスナーに提供し、素晴らしい曲は決して古びることなく、ただ進化するのだということを思い出させてくれます」
アルバムのストリーミングはこちらから。
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