Photo: GETTY

デヴィッド・ボウイは2002年放送の『トップ・オブ・ザ・ポップス』より“Everyone Says ‘Hi’”のパフォーマンス映像が公開されている。

デヴィッド・ボウイはキャリア終盤の作品をまとめたボックスセット『アイ・キャント・ギヴ・エヴリシング・アウェイ 2002-2016』が9月12日にリリースされることが決定している。

パフォーマンス映像はこちらから。

CDボックスセットは可能な限りオリジナル・アルバムのアナログ盤を忠実に再現した仕様となっており、CDは通常は銀メッキであるのに対し、金メッキが施されている。アナログ盤のボックスセットはCDセットと同じ内容で、180gのアナログ盤でプレスされる。

トニー・ヴィスコンティが監修したボックスセットのタイトルは最後のスタジオ・アルバム『★(ブラックスター)』の最終曲から取られている。2016年に亡くなる直前にリリースされた『★(ブラックスター)』は彼の病状を予感させる内容であり、ファンからは彼の公式な別れのメッセージとして受け止められてきた。

ボックスセットはCD12枚組、もしくはアナログ盤18枚組となり、ダウンロードやストリーミングでもリリースされる。フィジカルのボックスセットには未発表のメモ、イラスト、手書きの歌詞が掲載されたブックレットが同梱される。

ブックレットには鋤田正義、ジミー・キング、フランク・W・オッケンフェルス三世が撮影した写真のほか、トニー・ヴィスコンティによるアルバムに関するメモラビリアと技術的な注釈、ジョナサン・バーンブルックによるデザインノートも掲載される。

2002年発表の『ヒーザン』はデヴィッド・ボウイとトニー・ヴィスコンティが22年ぶりに手を組んだアルバムで、ニューヨークのスタジオでの制作はベルリン時代を思い出したとトニー・ヴィスコンティは語っている。「コントロール・ルームがなかったんだ」

「コンソールはスタジオの端にあり、バンドは反対側に配置されていた。音響が素晴らしくて、ベルリンのハンザ・スタジオで『ヒーローズ』を作っていた時のことを思い出して、その音響を活かしたいと思ったんだ」

2003年発表の『リアリティ』は新たなツアー・バンドとレコーディングされたもので、「力強い」サウンドに仕上がったとデヴィッド・ボウイ自身が評していたという。その後の『リアリティ』ツアーは今回のボックスセットで初めてダブリン公演を再現するような形で収録されている。

10年を経てリリースされた復帰作『ザ・ネクスト・デイ』のセッションは秘密裏に行われている。「デヴィッドと私たちが新しいアルバムを作っていることを誰にも言わないことにしたんだ。身内のパートナーも含めてね」とトニー・ヴィスコンティは当時語っている。「彼の目的は、外部の圧力なしに曲を書いたり作ったりすること、そしてリリースを完全なサプライズにすることだった」

「概ねうまくいったが、マンハッタンのノーホーにあるザ・マジック・ショップ・スタジオへの往復で数回目撃され、不思議そうな目を向けられた。一度、気付いたファンに呼び止められて、『デヴィッド・ボウイが新作を作っているんですか?』と訊かれたけど、『まったく違う』と答えたよ。その後、成果となるラフミックスを聴いて、笑みを浮かべながらマンハッタンを歩いていたんだけど、誰もイヤフォンからデヴィッド・ボウイの新曲を聴いているなんて知らなかっただろうね」

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