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パール・ジャムの元ドラマーであるデイヴ・アブラジーズはバンドに復帰する可能性について言及している。

先日、パール・ジャムのドラマーであるマット・キャメロンはバンドを脱退することをソーシャル・メディアで発表している。この発表を受けて、後任ドラマーについては憶測を呼ぶこととなっており、その中でデイヴ・アブラジーズも名前が挙がっている。

デイヴ・アブラジーズは1991年から1995年までパール・ジャムに在籍しており、『Vs.』や『バイタロジー(生命学)』といった全盛期の作品に参加している。

デイヴ・アブラジーズはフェイスブックでバンドに復帰する可能性について次のように述べている。「フェイスブックとインスタグラムのページに、文字通り数千件の投稿やメッセージ、メールを投下してくれた皆さんに最近や過去の作品について情報を共有する機会にできればと思います。パール・ジャムに連絡を取って和解を試みるよう期待しているようですが、明確に言っておきますが、私と彼らとの間で和解すべきことは何もありません」

デイヴ・アブラジーズはそもそもバンドを脱退した理由にも触れている。「バンドからの解雇と、バンドのマネジメントと旧レーベルの行動によって引き起こされた幾多の試練は完全に私のしたことではありません。一部の理解不能で予期せぬ軽率なコメントや行動を除けば、バンドのメンバーに対して非難の気持ちや恨みを抱いたこともありません」

「パール・ジャム脱退後の30年間、素晴らしい人々との素晴らしい音楽プロジェクトに参加できたことは私にとって有り難いことでした。当時、私たちの間にあった音楽的な化学反応を破壊するほど重要なことが何だったのか、私は本当に理解できませんでしたが、自分にできることはありませんでした。少なくとも、私が把握できる範囲ではありませんでした。1995年からの歳月は人間やプレイヤーとしての成長に役立ってくれました」

現在の状況についてデイヴ・アブラジーズは次のように語っている。「バンドのメンバーも私と同じように成熟し成長したようですが、彼らと個人的な連絡を取っていないことから、過去の溝は深く冷たく、再会や和解の余地がないように感じられます。残念ですし、非常に悲しいです。連絡をもらえれば貢献できることはたくさんあると思っていますが、それは残念ながら実現はしないと思います」

デイヴ・アブラジーズはそのドラムを求める人々にパール・ジャム後に参加した様々なプロジェクトを紹介している。「パール・ジャムとその陣営が引き続き成功を収めることを願っていますし、ある程度もう一度連絡が取れるようになることを願っています。以上を述べた上で、彼らのマネジメントに連絡するよう求めるメッセージを送るのをやめてほしいのです。再加入から生まれる音楽的な可能性を見たいという気持ちは理解し、感謝しています。興味がないと言ったら、それは嘘をついてしまうことになりますが……」

2023年、マット・キャメロンはフー・ファイターズに加入するのではないかと噂されていた。『ザ・サン』紙はアルカライン・トリオに加入することになるアトム・ウィラードとマット・キャメロンが2022年に亡くなったテイラー・ホーキンスの後任の候補だと報じていた。

当時、マット・キャメロンはインスタグラムでこの報道を否定して、「インターネットの噂は嘘だ。フー・ファイターズには加入しないよ」と述べていた。

マット・キャメロンはロサンゼルスで開催されたテイラー・ホーキンスの追悼コンサートにも出演している。パール・ジャムからの脱退はより正式メンバーとしてバンドに加入するのではないかと憶測を呼ぶこととなっている。

フー・ファイターズは現在ドラマーの座が空白となっており、10月から日本を含むアジアで公演を行うことが決定している。フー・ファイターズはデビュー・アルバムのリリースから30周年を記念して新曲“Today’s Song”もリリースされている。

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