Photo: Timothy Eliot Spurr

ザ・ラスト・ディナー・パーティーとナイル・ロジャースはデヴィッド・ボウイ・センターで開催される特別展でキュレーションを手掛けることが明らかになっている。

2023年2月に発表されたデヴィッド・ボウイ・センターはヴィクトリア&アルバート博物館によるイースト・ストアハウスに9月13日にオープンする。それに伴って著名なミュージシャンが企画した特別展が開催されることが発表されている。

デヴィッド・ボウイ・センターはデヴィッド・ボウイの個人的な所有品9万点以上と、新たに発見された秘密や未発表のプロジェクトを特集した9つの特別展示が展示される。これらの展示は、訪問者がデヴィッド・ボウイのアーカイヴを間近でじっくりと鑑賞できる「1対1の時間」の予約も受け付けられる。

9つの特別展示はザ・ラスト・ディナー・パーティーとナイル・ロジャースがキュレーションを手掛ける。ザ・ラスト・ディナー・パーティーのコレクションは主に1970年代の品々で構成され、デヴィッド・ボウイから「自分たちや音楽のために立ち上がる」インスピレーションを受けたことが反映されたものになるという。展示にはミック・ロックによるデヴィッド・ボウイのスタジオの写真、“Win”の手書きの歌詞、『ステイション・トゥ・ステイション』ツアーの記録、エレクトロニック・ミュージック・スタジオのシンセサイザーのユーザーマニュアルなどが含まれている。

ザ・ラスト・ディナー・パーティーはこの機会について次のように語っている。「デヴィッド・ボウイは私たちのようなアーティストの世代にも自分を主張するように刺激を与えてくれます。デヴィッド・ボウイは常にインスピレーションの源となっています。ザ・ラスト・ディナー・パーティーの最初のアイディアを練っている時にデヴィッド・ボウイが『ステイション・トゥ・ステイション』のアルバムを作っている時と近いアプローチを採用しました。ノートにバンドと関連付けたい言葉を書き留めていったのです。デヴィッド・ボウイのアーカイヴ触れて、世界観構築のプロセスを直接見ることができたのは興奮しました。アウトサイダーや孤立感を感じる人々に対してコミュニティと所属感を生み出した方法、それは私たちの作品にとっても重要なことです」

ザ・ラスト・ディナー・パーティーはデヴィッド・ボウイにまつわる品々を開封したとのことで、その中には『アラジン・セイン』のコスチュームや『アラジン・セイン』のキャットスーツも含まれ、デヴィッド・ボウイから受けた影響についても語っている。

ナイル・ロジャースのキュレーションは「私たちの人生を形作り、救った音楽への共通の愛」を反映した品々が展示されるという。そこには『ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ』制作時の個人的な書簡や『シリアス・ムーンライト』ツアーのために制作されたピーター・ホールのオーダーメイド・スーツなどが含まれている。

ナイル・ロジャースは次のように語っている。「デヴィッド・ボウイとのクリエイティヴな試みは彼の驚くべきキャリアにおける最大の成功をもたらしましたが、その友人関係も同じように価値あるものでした。私たちの絆は、私たちの人生を形作り、救った音楽への愛に基づいていたのです」

他にもデヴィッド・ボウイ・センターではジギー・スターダストとアラジン・セインのペルソナに関する展示、コラボレーションに関する展示、『ヤング・アメリカンズ』のアルバム制作を追った展示も展開される。

デヴィッド・ボウイ・センターは入場は無料だが、チケットの予約が必要となる。

Jamiroquai Official Buffalo Red Logo Tシャツ
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ